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現役トップジョッキーの後藤浩輝騎手が自殺
2015/2/27(金)
27日の午前、JRAの後藤浩輝騎手が自宅で首を吊っているのが発見された。自殺と見られている。後藤騎手は1992年に美浦の伊藤正徳厩舎所属で騎手デビュー。94年の福島記念で重賞初制覇を達成し、すぐさま頭角を現した。翌年にはフリーに転向、アメリカへの長期遠征を経て、98年には関東リーディングで初のベスト10入りを果たすなど、関東を代表するトップジョッキーに駆け上がっていった。2002年にはアドマイヤコジーンでJRA・G1初制覇。その後も交流G1を含むG1・8勝を挙げていた。
2012年のNHKマイルCではシゲルスダチに騎乗し、最後の直線コースで落馬。精密検査の結果、「頚椎骨折の疑い、頚髄不全損傷」と診断。約4ヶ月後に早期復帰を果たすも、またも落馬負傷により、「第一、第二頸椎骨折、頭蓋骨亀裂骨折」と診断され、長期戦線離脱。
しかし、懸命なリハビリの甲斐もあって、不死鳥のごとく復活。復帰星にはファンから拍手喝采を浴びた。先日行われたダイヤモンドSでも落馬も、翌日も騎乗。2勝をマークし、変わりないプレーを見せていた。
また、ファンサービスにも力を入れており、テレビをはじめ、メディア露出も豊富。明るいキャラクターと落馬負傷による苦難を乗り越えてきたキャリアは、ファンからも支持を集めていた。JRA通算は1447勝、うち重賞は53勝を挙げている。
現在のところ自殺の動機は不明。関係者の談話では、前夜は普段と変わりない様子で家族と過ごしており、自身の公式フェイスブックでも前日に歌謡ショーを鑑賞した様子を投稿していたばかりだった。今週も土日計15鞍の騎乗予定が入っていた。
後藤 浩輝
(ごとう ひろき)
1974年3月19日生まれ
[初免許年] 1992年
[所属] 美浦・フリー
[平地初騎乗] 1992年3月1日 2回中山2日目1R エンシュードラゴン
[平地初勝利] 1992年4月4日 3回中山3日目4R タイガーリリー
[2015年度成績] 115戦11勝
[生涯成績] 12949戦1447勝
▲最後のG1制覇となったエスポワールシチーでのJBCスプリント
▲昨年11月、7ヶ月ぶりの勝ち星にファンへパフォーマンスする後藤騎手
▲先週土曜はウエスタンメルシーで初音ステークスをV
▲先週日曜日ファンに応える後藤騎手
▲先週日曜日フロアクラフトが最後の勝ち星となった
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