【日経賞】有馬記念4着の紅一点 マリアライト「以前よりも成長」

23日、日経賞(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、有馬記念4着のマリアライト(牝5、美浦・久保田厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F85.8-69.9-54.0-40.0-13.2秒をマークした。

【久保田貴士調教師のコメント】
「前走後も思ったほどダメージはありませんでしたし、体の戻りも早かったです。今年はここから始動すると決めていました。1戦1戦しっかり仕上げようと思っていますし、今回は休み明けということでしっかりやりたいと思っていたので、いつもより2週くらい早めに厩舎に戻しました。

先々週、先週としっかりやってきているので今日はサラッとやりましたが、この馬のいつもの調教パターンですしこれで十分でしょう。馬が以前よりも成長していますし、特に不安はありません。今回は少頭数ですが相手も揃っていますし、このメンバーの中でどれだけやっていけるかですね。有馬記念上位組に胸を借りるつもりでぶつかっていきます」

マリアライト


前走、アメリカJCC1着のディサイファ(牡7、美浦・小島太厩舎)は、武幸四郎騎手を背に坂路コースで追われ、4F53.1-39.1-26.6-13.7秒をマークした。

【小島太調教師のコメント】
「前走後は短期放牧を挟みました。この中間も順調にきています。前走は少し太めで7、8分のデキでしたが、今回はしっかり作ってきましたし前走以上の状態です。今回は距離のカベを試すことがテーマです。今回の結果によって、有馬記念を使うかどうかなどこの秋の路線を考えていこうと思っています。距離のカベを試すのも良い状態のときにやらないと意味がありませんし、今回はそれだけのデキにありますよ」

ディサイファ


前走、ダイヤモンドS14着のホッコーブレーヴ(牡8、美浦・松永康厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南Dコースで追われ、5F70.5-55.2-41.2-14.2秒をマークした。

【松永康利調教師のコメント】
「前走は休み明けでしたが、この馬らしさがありませんでしたね。今回はひと叩きして状態も上向いています。1週前追い切りでしっかりやっていますし、今日はあまりやり過ぎないように指示しました。ジョッキーも、放せばいつでも弾けそうな感じがしたと言って良い感触を掴んでくれたようですし、レースも少頭数なので立ち回りやすく競馬がしやすいだろうと言っていました。今回は相手が強いですけど、この馬の競馬をしてくれればと思っています」

ホッコーブレーヴ