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【東京ジャンプS】G1ホース・オジュウチョウサンが力の違いで重賞2連勝!
2016/6/25(土)
6月25日(土)、3回東京7日目8Rで第18回東京ジャンプS(J・G3)(障3110m)が行なわれ、石神深一騎手騎乗の1番人気・オジュウチョウサン(牡5、美浦・和田郎厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:26.2(稍重)。2着には1馬身半差で11番人気・ウインヤード(牡5、美浦・小桧山厩舎)、3着には5馬身差で7番人気・タナトス(牡8、栗東・森厩舎)が続いて入線した。
スタート後、やや激しくなった先手争いを制したのはメイショウヒデタダ。ビップハテンコウ、ユキノスライダーと関西馬が先団を固め、単勝オッズ2.0倍の圧倒的1番人気に支持されたオジュウチョウサンは中団の外めから前をジックリと見ながらレースを進める。アロヒラニはそこから更に後ろで、行きっぷりが怪しく映る。
メイショウヒデタダとビップハテンコウが後続をやや引き離して4コーナーを迎えるも、オジュウチョウサンが抜群の手応えでみるみる接近。直線入口では前の2頭を射程圏に入れ、最後の障害で一気に先頭へ。外からウインヤードが懸命に追うも馬体を併せるまでには至らず、オジュウチョウサンがそのまま押し切った。
勝ったオジュウチョウサンは、重賞初勝利となった中山グランドJに続く重賞2連勝。昨年のこのレースでも4着と健闘していたが、この1年で大きく成長。中山グランドJを3馬身半差で快勝すると、このレースでも他馬より重い斤量を背負いながら満を持しての追い出しで1馬身半差という着差以上の完勝。今後どこまで連勝を伸ばすか非常に楽しみとなった。
また、この日の東京4Rでは全弟のコウキチョウサンが初勝利。管理する和田正一郎調教師はこの日4勝の固め勝ちを決めた。
馬主は株式会社チョウサン、生産者は平取町の坂東牧場。馬名の意味由来は「家族名より+冠名」。
1着 オジュウチョウサン(石神騎手)
「最後は早めに抜け出してフワフワしていました。外めの枠でしたが、62キロを背負って自分から位置を取りに行って、終いも脚を使ってくれました。強い内容でしたし、これなら秋に強い相手と戦うのも楽しみです。昨日スクーリングをしたことで、馬が落ち着いていました。以前に比べて馬が自分から走ろうとしていますし、これからが本当に楽しみです」
2着 ウインヤード(大江原騎手)
「悔しいです。最終障害を飛んだ後も手応えがバツグンでしたし、前を交わせるかと思いました。さすが勝ち馬は強かったですね。この馬も重賞を勝てる力はありますよ」
3着 タナトス(白浜騎手)
「平地の脚がズバ抜けてあると思っていたので、終いに脚を使う競馬をしようと思っていました。その通りの競馬は出来ましたね。タラレバになりますが、最終障害の踏み切りが合っていれば、更に際どかったかと思います」
4着 エイシンフランキー(森騎手)
「馬場が軟らかくて飛越が不安定なところもありましたが、このメンバーのなかでもしっかり走れていますからね。3、4コーナー辺りでずっと内を狙っていて、最終障害を飛んでからやっとあきましたが、そこからよく脚を使ってくれました。今日のような競馬が出来て、前走のオープン勝ちも偶然ではなく、馬が力を付けていることが証明できたと思います」
5着 アロヒラニ(五十嵐騎手)
「もう一列、二列前から競馬をしようと思っていてテンから少し出していきましたが、後方集団からになりました。2周目に入るときに勝ち馬が前にいたので一緒に上がっていこうと思っていましたが、3コーナー辺りで相手はスッと動いていったのにこちらはスッと動けませんでした。最後も止まってしまいましたし、こういう条件で勝つには、もう少し力を付ける必要があるかと思います」
6着 ビップハテンコウ(中村騎手)
「最終障害の踏み切りが一歩入った分、バランスを崩しました。重賞でも通用する力はありますし、今日は休み明けの分だと思います」
7着 ビコーピリラニ(田村騎手)
「思っていたより悪くない競馬は出来ました。今日は休み明けでしたからね。4コーナーの障害を飛んだ時に躓いて、一瞬手応えがなくなりましたが、そこがスムーズならもう少しやれたと思います」
9着 ユキノスライダー(植野騎手)
「今日は馬場の分でしょうね。最後の直線で腰を捻るような格好になってしまったのも、その辺りが影響したと思います。この馬の力は、こんなものじゃありませんよ」
東京ジャンプSの結果・払戻金はコチラ⇒
オジュウチョウサン
(牡5、美浦・和田郎厩舎)
父:ステイゴールド
母:シャドウシルエット
母父:シンボリクリスエス
通算成績:15戦5勝
重賞勝利:
16年中山GJ(J・G1)
16年東京ジャンプS(J・G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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