【エリザベス女王杯】モズカッチャンが混戦を制して悲願のG1初制覇!

モズカッチャン

11月12日(日)、5回京都4日目11Rで第42回エリザベス女王杯(G1)(芝2200m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の5番人気・モズカッチャン(牝3、栗東・鮫島厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:14.3(良)。

2着にはクビ差で9番人気・クロコスミア(牝4、栗東・西浦厩舎)、3着にはアタマ差で3番人気・ミッキークイーン(牝5、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたヴィブロス(牝4、栗東・友道厩舎)は5着に敗れた。

最内のクインズミラーグロが好枠を利してハナへ。クロコスミアが2番手に続き、マキシマムドパリ、ヴィブロスと外枠の2頭が好位を追走。モズカッチャン、スマートレイアーはその後ろに付け、連覇を狙うクイーンズリングは中団。それを見るようにミッキークイーン、リスグラシュー、ルージュバックがやや後方に構え、ディアドラは後方2番手からの競馬。ゆったりとした流れでレースは進み、番手追走のクロコスミアが先頭を奪って直線へ。
逃げ込みを図るクロコスミアにマキシマムドパリ、モズカッチャン、ヴィブロス、更に大外からミッキークイーンも猛追。内ラチを懸命に粘るクロコスミアにモズカッチャンが並びかけ、クビ差交わしたところが栄光のゴールとなった。

勝ったモズカッチャンは、重賞2勝目で、嬉しいG1初制覇。管理する鮫島一歩調教師も、のべ62頭目のG1出走で初勝利となり、オークス2着、秋華賞3着の悔しさを晴らしてみせた。
また、騎乗したM.デムーロ騎手は、このレース連覇達成で、今年5つ目のG1勝利となった。
馬主は株式会社キャピタル・システム、生産者は日高町の目黒牧場。馬名の意味由来は「冠名+人名愛称」。

【M.デムーロ騎手のコメント】
「(今年5つ目のG1勝ちに)素晴らしい年です。すごく真面目な馬ですね。いつもいいスタートで、いいポジションを自分で取ります。本当にすごく賢い馬です。(道中は)ずっといい手応えでした。直線を向いてもいい手応えで、本当に最後まで頑張りました。(春にモズカッチャンとコンビを組んでいた和田騎手のクロコスミアが2着で)ゴール後に和田君がすぐ『おめでとう!』と言ってくれましたけど、悲しいと思っています。

オークス2着の馬で、初めて乗ったときからいい馬だと思っていました。ちょっとツイてないけど、いつも一生懸命で、前走の秋華賞のときも1コーナーで落鉄していたのに3着に来ました。今日はゴール前で行けそうだと思いました」

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  • モズカッチャン
  • (牝3、栗東・鮫島厩舎)
  • 父:ハービンジャー
  • 母:サイトディーラー
  • 母父:キングカメハメハ
  • 通算成績:9戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 17年エリザベス女王杯(G1)
  • 17年フローラS(G2)

モズカッチャン
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モズカッチャン
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