【アイビスSD】昨年の3着以上を狙うアースソニック

28日、日曜新潟11レース・アイビスSD(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。昨年の3着馬で、前走函館スプリントS2着のアースソニック(牡6、栗東・中竹厩舎)は、助手を背に坂路で一杯に追われ、4F53.0-38.3-24.9-12.5秒をマーク。一昨年の京阪杯以来となる重賞制覇へ気合を漲らせている。

新潟の千直・韋駄天Sから函館スプリントS、そしてこのアイビスSDは昨年と全く同じローテーション。昨年は前走6着から3着と巻き返したが、今年は2着と勢いを付けて昨年のリベンジへ。江藤厩務員も「ハロー前の時間帯で、余力を残しでこの時計だからね。うん、十分だよ。順調にこれたし、いい状態でレースに持っていけそうだよ。去年は3着だったし、今年はそれ以上を狙いたいね」と鼻息が荒い。

過去、新潟の千直は3戦していずれも僅差の3着で、コース適性は十分。連覇を狙うセイコーライコウに対しては、ここ2戦とも先着を果たしていて、久しぶりの重賞Vへチャンス十分。これまで札幌競馬場以外の9場を経験して、ここで好走すれば、札幌のキーンランドCで全10場に出走、そしてサマースプリントシリーズ制覇という偉業も見えてくる。

また、2戦連続の騎乗となる鞍上の丸田恭介騎手は、昨年のサマースプリントシリーズでリトルゲルダをチャンピオンへ導くも、ジョッキー部門では惜しくも2位。ここを勝てばもちろん上位へ顔を覗かせることになる。さらに節目のJRA通算300勝にあと2つまで迫っていてモチベーションは最高潮。渾身の手綱捌きを期待したい。