2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
ルメールJ大喜びのその訳は!?
2024/10/25(金)
高田潤です!!
秋のG1シーズン真っ盛りですが、みなさん盛り上がってますかー(^^)!?
先週の菊花賞はクリストフ・ルメールJ騎乗のアーバンシック号が勝利し、クラシック最後の一冠を手にしました!!
皆さんもレースをご覧になられていたとは思いますが、勝利後のクリストフ、めちゃくちゃ喜んでいませんでしたか??
G1勝利は確かに嬉しいと思いますが、数々のG1レースを制しているクリストフがあそこまで喜ぶのは珍しいなと思い、後日直接クリストフに聞いてみました(^^;;
すると、クリストフ本人も「確かにいつも以上に喜んでいたね笑」と言っていて、理由は、菊花賞の1,2,3着は全て自分が乗っていた馬だから、どの馬に騎乗するのか非常に悩んだそうです。どの馬も能力が高く素質があり、悩んで悩んで悩み抜いた結果アーバンシックに騎乗することにしたそうです。
その結果、勝利を手にする事ができて喜びを爆発させたそうです(≧∀≦)!!
非常に羨ましい悩みではありますが、たくさん強い馬に騎乗していても、G1レースで乗れるのは一頭だけですのでトップジョッキーならではの悩みですね(>_<)どの馬を選ぶかも技術のひとつかもしれませんね。
ただ、ジョッキーは騎乗馬の選択を迫られたときに毎回毎回ただ強いからという理由だけで選ぶわけではありません。
オーナーや陣営との繋がりやその馬に対する思い入れなども考慮する場合があります。
一頭一頭すべての馬にたくさんの方々が関わり、ストーリーがあり、最終的にジョッキーがバトンを受け取ります。そしてたくさんの方々の思いを乗せて一頭の馬が走ります。
レースで上手く乗れず悔しい思いをすることもたくさんありますが、僕たちジョッキーはそれだけの責任とプレッシャーを感じながら一頭一頭集中して騎乗しています。
これからもたくさんの方々を魅了できるようなレースを心がけて騎乗していきたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。