
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
シチュー戸崎
2026/10/21(水)
皆様、こんにちは!すっかり肌寒くなり、我が家ではたクリームシチューが出てきました。クリームシチューと言えばご飯かパンか、それともシチューだけかで分かれる食べ物No.1の存在だと思っています。逆を言えば色々な食べ物とマッチしやすく、変幻自在の適応性があるなと感心してしまいました(笑)。

先週は牝馬3冠最後のレース秋華賞が京都競馬場で行われモンローウォークと戸崎君のコンビが着差以上の強さで勝利しました。鞍上が戸崎君に決まった時から勝つなという確信が強くありました。戸崎君といえばYouTuber?ではなくシチューのような変幻自在で適応性の高い騎手です。テン乗りでも継続騎乗でも馬の良さを邪魔せずに引き出す騎手No.1で、牝馬の取り扱いはその中でも群を抜いていますから。
レースは想像以上に速いペースで進み緩むことのないラップとなり、前にいる馬には非常に苦しい展開となりました。その中でもインを使って絶妙な競馬をしたギャラボーグと、さらに脚を使ったモンローウォークの2頭が1.2着でゴール。G1馬不在のG1となりましたが、2頭はこれぞG1レベルという高い能力を見せてくれました。まさにベリベリユアホースという走りでした。


今週は牡馬3冠制覇がかかるロブチェンと松山君が菊花賞に挑みます。前哨戦は余裕残しの中、非凡な勝負根性で勝ち切りましたが、今回はどうか?という疑問も残しています。力は間違いないですし、リーディングトレーナーの技を本番でも見せつけてくれると期待しつつも、私はダノンヒストリーに注目しています。勝ち上がり方や勢い、調教過程は100パーセント順調ではなかったと思いますが、それでも!と期待しています。
その他にもゴーイントゥスカイやジャスティンシカゴなど、距離適性を活かしたライバルも侮れません。クラシック最後の1冠を、ぜひ京都競馬場で見届けてください!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。




