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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

  • 10/1()夕方発行
    東京スポーツ(スプリンターズSの予想を掲載)
  • 10/2()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10R~12R)

ウインマーベル

牡3
[美]深山厩舎

レース適性星
仕上がり星
アイルハヴアナザー
コスモマーベラス
母父:フジキセキ
通算成績 12戦4勝[4-2-3-3]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

やや胴詰まりで、全体に丸みのある体型。決して大きな馬ではないものの、胸前の筋肉は盛り上がるように発達していてパワフル。腹袋もふっくらと見せ、重心も低く、パワー型の印象がある。まだ背は伸びそうだが、現状でもキ甲周辺には十分な伸びが見られ、古馬に混ざっても見劣らない。力強い馬体でありながら、繋ぎは長めで、フォームはしなやか。薄っすらと肋骨が浮き上がっている理想的なボディコンディションで、毛艶や筋肉の張り具合も上々。いい状態で本番を迎えることができそう。

ヴェントヴォーチェ

牡5
[栗]牧浦厩舎

レース適性星
仕上がり星
タートルボウル
ランウェイスナップ
母父:Distant View
通算成績 12戦6勝[6-1-1-4]
前走時馬体重 518kg
詳細
寸評

筋肉質で、全体のフォルムに対して背中周りにゆとりのある、持続力タイプのスプリンター。前脚は短く、重心は前傾。スピードを活かす競馬が合っており、後躯の発達も目を見張るモノがある。特に下腿部は膨らみが感じられて、力強いキックができそう。高速決着、時計の掛かる洋芝どちらにも対応できるパワーを秘める。蹄底は比較的、厚みのあるタイプだが、今回は右前蹄に少し補修痕が見られ、鉄唇(てっしん)付きの蹄鉄に替わっている。蹄の状態はポイントも、タイトなローテながら筋肉の張りは非常に良く、馬体減りも見られない。体調はキープできている。

エイティーンガール

牝6
[栗]飯田祐厩舎

レース適性星
仕上がり星
ヨハネスブルグ
センターグランタス
母父:アグネスタキオン
通算成績 27戦6勝[6-4-1-16]
前走時馬体重 454kg
詳細
寸評

背中は短めで、筋肉が付きすぎていない、しなやかな体つき。伸縮性を秘めると同時に、飛節は折りが深い「曲飛」の造りで、総合的に見て瞬発力に優れているタイプ。注目すべきは前肢の繋ぎで、短く地面に対して垂直に立っていることが分かる。ピッチの利く走りが特徴で、これまでの戦績が示す通り、時計の掛かる道悪・荒れ馬場は得意。当日の天候と展開はチェックしておきたいところ。前走との直接比較はできないものの、休み明けを一叩きした効果か、後肢の下腿部には血管が浮き上がり、筋肉の張りはなかなかのモノ。6歳秋でも衰えた印象はない。

ジャンダルム

牡7
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
Kitten’s Joy
Believe
母父:Sunday Silence
通算成績 28戦6勝[6-1-3-18]
前走時馬体重 510kg
詳細
寸評

若い頃は中距離でも活躍していたように、胴周りやクビさしには十分な伸びがあって、窮屈に見せないシルエット。年齢を重ねると共に母ビリーヴの血が前面に出て、馬体はボリュームアップ。トモの容量も明らかに増して、スプリンターらしい体つきになった。蹄は薄いタイプで、繋ぎの角度を見ても、時計の出る綺麗な馬場状態がベスト。近2走は二桁着順に敗れているものの、依然としてパワフルな体型をキープできている。休み明けで多少、ふっくらと見せていた前走時と比較して、一度使った分腹周りは引き締まってきた。

シュネルマイスター

牡4
[美]手塚厩舎

レース適性星
仕上がり星
Kingman
Serienholde
母父:Soldier Hollow
通算成績 9戦4勝[4-3-1-1]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

背中が短く、胴自体も詰まり気味。前後の連動性に優れていて、飛節も「くの字」に折れている「曲飛」タイプ。エンジンが掛かってからの瞬発力は現役馬の中でもトップクラス。3歳時と比較して、腹周りにボリューム感が出て、ふっくらと見せるようになった。1800mの毎日王冠を制しているが、現状はマイル以下がベストレンジといえそう。今回は初の1200mも、体型的にはこなせていい。トップスプリンターの中に入って速いペースについて行けるかがカギ。元々の体型もあるが、今回は休み明けの分、多少絞り込めそうな余地がある。毛艶も良化の余地が感じられ、当週追いでの変化にも注意したい。

ダイアトニック

牡7
[栗]安田隆厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
トゥハーモニー
母父:サンデーサイレンス
通算成績 23戦8勝[8-3-3-9]
前走時馬体重 478kg
詳細
寸評

骨格のバランスが整っており、背中はやや短め。筋肉の付き方もしなやかで、柔軟性に優れた瞬発力タイプの馬体。過去走を振り返っても、好走パターンは好位のインでタメが利いた時。内枠をロスなく回って一瞬の脚を繰り出すスタイルが理想的だ。7歳秋でも馬体のフォルムは崩れることがなく、見た目に衰えは感じられない。蹄は薄く、繋ぎも長め。綺麗な馬場でこそ持ち味が活きてくるタイプ。安田記念以来のレースで、腹周りは若干ふっくらとして見える。毛艶には光沢があって体調自体は良さそう。追い切りでどこまで引き締まってくるか。

タイセイビジョン

牡5
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
タートルボウル
ソムニア
母父:スペシャルウィーク
通算成績 19戦3勝[3-6-0-10]
前走時馬体重 476kg
詳細
寸評

四肢をスラっと見せていて、胴周りにも窮屈さがなく、バランスがいい。スプリント路線ではシャープに映るタイプなので、スタート後のポジション取りは後ろになってしまうものの、追ってからいい脚を長く繰り出すことができる。蹄は薄く、地面との接地面積が大きいため、グリップ力が発揮される綺麗な馬場がいい。展開に左右されがちな面はあるが、高速決着になっても対応は可能。夏に2戦使っている分、肋骨が浮き上がっていて細身には映るものの、筋肉の張りはキープ。毛艶も光沢があって、デキ落ちは見られない。

トゥラヴェスーラ

牡7
[栗]高橋康厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドリームジャーニー
ジャジャマーチャン
母父:アドマイヤコジーン
通算成績 23戦4勝[4-5-0-14]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、瞬発力を活かした末脚勝負が得意。蹄は小さく、厚みも十分。繋ぎも水準からやや立ち気味で、地面とのグリップ力が高そう。ゆえに、渋った馬場も苦にしない。体つきはパワフルで、切れ味を秘めつつも若干パワータイプ。1200mであれば、多少時計が掛かったほうがいいかも。高松宮記念以来、半年ぶりのレースとなるが、毛艶は抜群で背中には薄っすらと銭型模様が浮き上がっている。太め感もそこまで感じられず、筋肉の張り感も上々で、いきなり動けそう。

ナランフレグ

牡6
[美]宗像厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドアリュール
ケリーズビューティ
母父:ブライアンズタイム
通算成績 30戦6勝[6-5-3-16]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

全体にガッシリとした、胴詰まりの体型。肩関節の可動域はさほど広くはなく、筋肉の質感もいい意味で強さ・硬さを感じる。飛節は「くの字」に折れた角度がキツめな「曲飛」の造りをしている。回転力で一気に加速するのが得意なタイプだ。過去にダートでも勝ち星があるようにパワーに秀でており、繋ぎも短め。道悪・荒れた馬場は得意で、雨が降った際には要注目。前走はマイル戦の安田記念を使ったが、結果的に距離は長かったかも。今回は約4ヶ月ぶりの実戦となるが、さほど太め感はない。一度使えばさらに良くなりそうだが、力は発揮できるはず。

ファストフォース

牡6
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
ラッシュライフ
母父:サクラバクシンオー
通算成績 20戦3勝[3-4-1-12]
前走時馬体重 522kg
詳細
寸評

父ロードカナロア譲りの豊富な筋肉量が特徴的で、骨格は父よりも大きいくらい。トモはキングマンボ系特有の横幅が広いフレームに、しっかりと筋肉が付いていてかなりのパワーを感じさせる。力強いキックができそう。蹄は薄く、地面との接地面積が大きな「ベタ蹄」の造り。繋ぎもクッションが利きそうで、綺麗な馬場で走らせたいところ。純粋なスピード勝負は得意なタイプといえそうだ。夏に2戦、前哨戦のセントウルSを使って計3戦走っているため、大きな上がり目までは感じないものの、スッキリとしたフォルムで筋肉の張りはキープできている印象。

メイケイエール

牝4
[栗]武英厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
シロインジャー
母父:ハービンジャー
通算成績 12戦7勝[7-0-0-5]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。瞬発力に秀でた造りで、父ミッキーアイルと同様に素軽いフォルム、体つきはしなやか。近走で一番折り合いが付いていたセントウルSでは、メンバー最速32秒9の上がりで快勝。本来の切れを活かすことができた。以前はマイラー寄りのタイプと見ていたものの、短距離路線を歩んできて着実にパワーアップ。筋肉量そのものが増えて、馬体もメリハリが出た。これなら1200mのスピード勝負でも問題なし。前走はいい意味でふっくらとして映ったが、一度使ってフォルムは明らかにシャープになった。筋肉の張りも素晴らしく、文句無しのデキに映る。

イチオシ馬

ナムラクレア

牝3
[栗]長谷川厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
サンクイーン2
母父:Storm Cat
通算成績 9戦3勝[3-2-3-1]
前走時馬体重 470kg
詳細
寸評

前肢が短めで前重心、スピードの乗りがいいタイプ。クビは短く、ふり幅が小さいので、ピッチが速い。骨格的に短距離志向の強い馬だったが、筋肉量が増えてよりガッシリとした身体つきに成長。スプリンターとして本格化してきたと見ていいだろう。後肢の飛節は緩やかにカーブして、バネ感十分。好位差しがベストだが、ポジションが多少後ろになったとしても差してこられる切れも秘める。北九州記念時で仕上がっていたので馬体面に劇的な変化こそ感じないものの、筋肉の張りはしっかりと維持。前走時とほぼ変わらない、いい状態で出走することができそう。

やーしゅん
スプリンターズSは「前脚の短い、スピードの乗りがいいタイプ」の好走が目立っています。今年の出走馬でこの条件に最も合致したのがナムラクレア。後躯も骨格全体のバランスに対してたくましく発達しており、スピード勝負でこそ、本領発揮すると見ました。
特注馬

テイエムスパーダ

牝3
[栗]五十嵐厩舎

レース適性星
仕上がり星
レッドスパーダ
トシザコジーン
母父:アドマイヤコジーン
通算成績 8戦4勝[4-1-0-3]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

前脚が短い体型で、重心が前傾。トモは横幅が広く、筋肉の付き方も立派。特に大腿筋膜周辺が大きく膨らんでいる。前駆の肉付きもかなりいい。決してバランスがいいタイプではないが、このアンバランスさが軽快なスピードに繋がっている。繋ぎはやや立ち気味も、蹄はやや薄い。高速決着になれば出番があっても不思議ない。夏場も休みなく使ってきている分、腹周りはスッキリと引き締まっている。前走比で大幅な上昇とまではいかなくとも、筋肉の張りや毛艶は良好で、馬体から疲れは一切感じられない。

やーしゅん
前脚が短いため重心が低く、スピードの乗りがいい体型。胴伸びもあり、思い切って逃げてこそ持ち味が活きる、持続型の短距離馬です。今年のスプリンターズSは逃げ馬が意外と少なく、ハナを取り切れれば見せ場以上があってもいいのではないでしょうか。
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