一年の〆はホープフルSとなった。知らない馬ばかりでPVでレースを見直してみた。2戦2勝のクロワデュノ ール。約5ケ月ぶりで体も24キロ増。直線2Fでは10・9をマークする内容であったがちと子供っぽい印象 だ。

夏の王者、マジックサンズ、4角先頭から最後は内外離れての追い合いでハナ勝ち。2着はあの阪神JF勝ちのアルマヴェローチェ。約4月ぶりと初の輸送競馬と課題はあるが面白そうな馬。もう1頭、2戦2勝のマスカレードボール。道中は若さある感じだったが直線はいい姿勢での勝ち。2着ピコチャンブラックも出ている。

そしてアマヒキ。逃げる形になってゴール前で一旦抜かれた相手を差し返した。その2着馬ロジャリーマインは先週に勝利と相手関係もいい。負けている組ではジョバンニ、2戦ともエリキング相手では仕方なし。外々を廻ってで決して悪くない。武豊Jはヤマニンブークリエでレース初勝利を狙う。調べる程にますます混戦模様だ。 【有馬記念の回顧】

24年12月22日(日)中山11R 有馬記念(G1)芝2500m
  • レガレイラ
  • (牝3、美浦・木村厩舎)
  • 父:スワーヴリチャード
  • 母:ロカ
  • 母父:ハービンジャー
  • 通算成績:8戦3勝


  • にわかに大混戦模様になった今年の有馬記念。枠の並びからもダノンデサイルの先手は読みどおり。ベラジオオペラが2番手をガッチリで流れは必然的にスロー。向こう正面では外をあがる馬が出るだろうが、ダノンデサイルより前には出れない筈と。

    スタートでプログノーシスとアーバンシックが遅れた。ひとより早く出てもいい加減なのに遅れてはいいものでない。アーバンシックはラチ沿いから順位をあげて行ったが、もうひとつ前で競馬をしたかった筈。2コーナー過ぎに外のローシャムパークが折り合えず何度か頭をあげた。この遅い流れでも脚を貯めれないと終いで伸びるわけがない。

    あと1000から11秒台のラップ。内々の絶好位で進めたレガレイラ。大外枠から3列めで構えれたシャフリヤール。この2頭が並んでの追い合いとなった。ゴール前は僅かに内のレガレイラが出た様に見えた。ダノンデサイルが粘って3着、ベラジオオペラが4着は流れからも当然。

    ジャスティンパレスが終い伸びてはきたが届く位置で進められてなかった。スターズオンアースは早くなった3コーナー過ぎからついて行けず。昨年とは雲泥の出来だったのか。3歳馬が3頭出走で牝馬のレガレイラが勝利。いろんな経験をしてきたのがここで実を結んだ形だ。

    父スワーヴリチャードはハーツクライ産駒。母系はディープインパクトの血筋。《うん?、母の父がハービンジャー?》とどこかで見たと新聞を見直す。そうだった、アーバンシックだ。父も同じスワーヴリチャード、母のエッジースタイルとロカは姉妹、ウインドインハーヘアの孫だ。

    2着シャフリヤールもディープインパクトの血。勝ち馬はハーツクライとディープインパクトのどちらも入っている。歴史はこうやって繋がるのかと。今頃知ったのかと怒られそうだ。ファンは本当にお目が高いです。