ありがとうございました
2018/6/29(金) 17:20
このコラムを始めた時は、美浦でジョッキーをやっていました。
主に障害レースに乗っていて、沢山怪我もしましたが、本当に貴重な経験をさせてもらいました。
そしてその後3年間調教助手となり、今まで全く知らなかった馬の事を、全く違った視点から観る事が出来ました。
これはこの先もきっと役に立つ、本当に大事な経験でした。
そしてその時は、またこうしてジョッキーをやる事になるなんて、考えもしなかった事でした。
しかもこうして関西で生活する事になる事も。
本当に人生、先は何があるか分かりませんね。
ただひとつ言える事は、僕は本当に人に恵まれているなという事です。
沢山の方々に助けられて、今があります。
だからこれからも沢山感謝し、沢山恩返しをしていくつもりです。
さて、改めて始めたジョッキーとしての成績は恥ずかしいばかりですが、まだまだ自分に出来る事があるはずだと思っています。
メンタル、フィジカル両方の弱点を、日々試行錯誤しながら最善の道を模索しているつもりです。
そりゃ僕も人間だから、中々上手くいかなくて、全て投げ出したくなる時もあります。
だけど、まだ手を差し伸べて下さる方がいる限り、諦める事は出来ません。
「もー、駄目だ~ 」
と思えるその日まで、頑張ってみるつもりです。
最後になりますが、人生に無駄な事は、何一つ無いと思っています。
きっといつか、「今」の意味が分かる時が来るはずです。
そして次の分岐点が来るまで、もう少し見守って頂けると嬉しく思います。
それでは、長い間このコラムを読んで頂き、本当にありがとうございました。
(頑張れ、日本!)
プロフィール
柴田 未崎 - Misaki Shibata
1977年生まれ。
福永祐一、和田竜二らとデビューを同じくする「花の十二期生」の一人。
同じくJRA騎手の柴田大知とは双子の兄弟。 JRA史上初の双子騎手として
話題となった。
中学時代はほぼ全科目において 学年上位の成績を残したために競馬学校入りを驚かれたという。1996年3月にデビュー、初騎乗は16頭立ての12着だった。 同年6月16日、マイネルダンケで初勝利を挙げた。
2004年、東京競馬場でハッピートウキョウに騎乗し障害競走初勝利を挙げ、以降は障害競走を中心に騎乗していた。
2011年3月、騎手を引退し斎藤誠厩舎の調教助手となり、新たなホースマン人生を歩んでいたが、2013年に再度騎手試験に挑戦し合格。2014年斎藤誠厩舎所属として再デビューを果たし、同年7月1日付けでフリーとなった。
そして2015年、9月1日付けで美浦から栗東へ所属変更。