林満明騎手SPインタビュー(3P)はコチラ⇒

-:今年2月はヨカグラとのコンビで連闘して連勝でしたね。

林:未勝利を勝って、連闘でオープンを勝って、その後、2回走らなくて、最後にこの間また勝ってくれて、力はあるんだけどね。上手く流れに乗れましたけど、能力がなかったら連闘でオープンは勝てないし。

-:それは最初に言っていた…。

林:気持ちかなというのもあるし、その時の体調もあるしね。

-:さっき言っていた「レース当日に気分が上がっている時だったら、より能力を発揮出来る」ということですね。

林:ええ、発揮出来ますね。馬って今日はやる気がない、みたいな時もあるからね。やる気があっても、途中でヘグったら、やる気をなくす馬もいるしね。頭が良過ぎるんだよな。

林満明

-:障害馬としては頭が賢すぎるのも難しいということですね。

林:平場では1勝馬だけど、能力的にはもっと上のはずだから、頭が良いと思うんですよね。だって、確か血統が良いんだよね。(祖母が)ダンスパートナーとか…。身体能力が高過ぎて、余計なことを考えてしまうんでしょうね。

-:余裕があり過ぎて、馬が物見しているのですか。

林:余裕がなくても物見をする馬はいるけど。

-:芝のレースでも、逃げていて物見をする馬はけっこう能力を隠しているというか、それが悪い方に出たらダメなんでしょうけどね。

林:ダメなんだろうけどね。

-:その中で障害馬をつくって、この馬は中山が合わないから京都の方が良いとか、そういうアドバイスもして、その馬に合った場所ということで、レースに勝たせてあげようとするのが商売ですもんね。

林:だと思いますね。今は本場とローカルがガッチリ決まっているから、本場向けの馬とローカル向けの馬を分けないといけないのでね。

仲間へのメッセージは一言「ケガをしないように」

-:これだけ同僚に愛されたジョッキーもなかなかいないんじゃなですか。

林:愛されたかどうか知らないけど、障害の乗り役は馬から下りたら、みんな仲が良いからね。乗っている時は別ですけどね。

-:その中でも、やっぱり愛されていると思いますよ。年下の人からしたら、タメ口な感じで接しているように見えて、尊敬されているんでしょうね。

林:それだったら良いけどね。

-:これから障害で乗っていく若いジョッキーにメッセージはありますか。

林:まずはケガをしないように、頑張って欲しいですね。

林満明

-:障害、平地関係なく、その一言ですよね。

林:関係なく、ね。

-:何か寂しくなりますね。障害の顔がまた一人。

林:僕は、自分としてはホッとした。

-:立派なホースマンであり、家庭では父でもあり。

林:立派じゃないかもしれんけど、まあまあ人並みには(笑)。

-:今、51歳ですが、一つのことをやり遂げた中年の星ですよね。

林:いやいやいや。

-:次に調教助手になられても、良い馬をつくっていただいて、それがファンの眼に触れる時が来ることを祈っています。

林:頑張ります。

-:また良い馬をつくれたら、教えてください。

林:頑張ります。

-:ありがとうございます。

林満明

林満明騎手SPインタビュー(1P)はコチラ⇒