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千直は初挑戦!1200mなら崩れ知らずの3歳ラブカンプー

-:続いてラブカンプー(牝3、栗東・森田厩舎)もお伺いしたいのですが、今年のオーシャンSなどを勝っているキングハートの妹になりますが、厩舎に入ってきた時の印象はどんな馬でしたか?

森:小さくて細い印象でした。牧場からは悪くない評価を耳にしていたのですが、今でも体は相変わらず小さいイメージですね。それでも、結果は出してくれますね。

-:けっこう安定した成績で走っていながら、フィリーズレビュー(11着)とアーリントンC(13着)では二桁着順に敗れてしまいました。

森:あの2戦はペース的に行き過ぎましたね。

ラブカンプー

▲葵ステークスでは2着に好走したラブカンプー

-:しかし、距離に関しては、紅梅Sでも2着に来ているので、1400mまでは行けそうですね。

森:1400mまではいけると思いますね。敢えて1400、1600mを使うことはないと思いますが、その時はどこまで行けるかわからなかったですから。オーナーから「1400、1600mを試してほしい」ということでした。1400mで2着来たから、次は1600mまでいけるかと思っていました。

-:桜花賞を想定して、ということですね。

森:そうです。でも、前向き過ぎて、やっぱりオーバーペースで行ってしまう時があるから、その辺を上手いこと抑えられないと、1400、1600mでは厳しくなってしまいますね。

-:操作性や馬の気持ちの余裕はどうですか?

森:前走(葵S2着)はもっと行くかなと思ったら、逆に、この馬としては行きっぷりが良くなかったです。だから、楽に先頭に立つのかなと思ったら、それほど行かなかったから……。

-:逆に、葵Sというのが、ゆっくり進められる転機になりそうですか?

森:どうですかねえ……。そこは未知数です。

-:行き過ぎるのも困るし、どこかでは先頭に立って欲しいと。

森:1200mですからね。1400、1600mで行き過ぎたら困るけど、1200mだったら今までそんなに止まっていませんからね。だから、行っても控えても粘れると思いますけどね。

-:それだけスピードに特化した血統背景ということですが、トレセンでの様子を見たら、そんなにキャンキャンして、元気が良すぎる馬ではないように見えたのですが、レースだけちょっと引っ掛かるわけですか?

森:調教とレースではそうなんですよね。

「2頭でどちらの方が速いのか……。あんまりイレ込んでも、CBC賞みたいに良いところを期待していたら、2頭とも惨敗ということもあります。競馬なので、あんまり過度に期待はしないようにします(笑)」


-:体重のこともありますから、これだけ暑いと輸送が心配ですね。

森:暑さには強いですからね。去年の夏も暑かったですが、使ってもヘコたれなかったですから。3回(小倉2戦と阪神1戦)使いましたから、暑さは平気だと思いますね。

-:今回の新潟という舞台に関してはいかがですか?

森:こればかりは、1000mはやってみないと分からないですね。外枠が当たれば、真ん中より外が当たらないとね。1000mは適性も重視されるでしょうから走ってみないと分からないですね。

-:中団から前に付けられたら、というところですか?

森:いや、前には行って欲しいですけどね。あとは枠順だけですね。できるだけ外の方が。

-:最後に、この馬のファンにメッセージをお願いできますか?

森:毎回、一生懸命走ってくるし、1000mでどういうレースになるか未知数な部分があるのも事実ですが、その一生懸命走っている姿を応援してもらえたら、ありがたいですね。

ラブカンプー

▲千直競馬は初挑戦のラブカンプー

-:分かりました。競走馬のスピードの極限が求められる舞台ですね。

森:2頭でどちらの方が速いのか……。あんまりイレ込んでも、CBC賞みたいに良いところを期待していたら、2頭とも惨敗ということもあります。競馬なので、あんまり過度に期待はしないようにします(笑)。

-:今回は森田厩舎のファンも楽しみにしていると思います。派手な血統馬もいいですけど、最近、やや数が減ってきているキングヘイロー産駒やショウナンカンプ産駒でこれだけ走るというのは素晴らしいですね。

森:他にもアグネスデジタル(ダイメイフジ)、ベルガドはスズカフェニックス、タイセイエクレールはベーカバドですからね。

-:そうした血統で良血馬を負かすのも競馬の魅力ですね。今日はありがとうございました!

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