第2章:今はビフォーアフター「デビュー当時の写真が酷いんですよ(笑)」
2017/4/16(日)
「デビュー当時の写真が半端じゃなくて。すごくほっぺたも赤くて、まあぁ~それはそれは酷いんですよ(笑)。それから比べると、何か“ビフォーアフター”みたいな」
-:ちなみに、今日の眼鏡はどういうポイントがありますか?色々、TPOで変えられていると風のたよりで耳にしましたが……。
圭太:今日はシックリと黒にグリーンで。
-:近くで見ると、色がわからなかった(笑)。それは最近ご自身で研究されているのですか?
圭太:研究ほど研究はしていないですが(笑)、気持ちで。まあ、何にしても似合うとは思っているので……。
一同:(緊張で笑えず)……。
圭太:次に行きましょう!
-:そこは笑うところですね。
一同:ハハハ(笑)。
-:次はともさんお願いします。本業はアパレルデザイナーさんとのことです。エコバッグのデザインコンテストで優秀賞に選ばれました。
とも:お願いします。私はいつも競馬場で写真を撮っているので気になるのですが、腹帯に付いているサルのマークはご自身でデザインされたのですか?
圭太:いや、デザインはしていないです。地方からお世話になっている馬具屋さんに、何かサルをモチーフにしたいなという思いがあって、見つけてくださいお願いをして、あれが一番気に入ったやつなので、採用しました。
女性らしい目線の質問が多かったともさん
とも:オリジナルで描いていただいたという訳ではなく。
圭太:では、なかったと思います。何かから見つけてきてもらって。かわいいサルのイラストですが、当初は、自分の成績であるとか何かを機にどんどんカッコ良いサルにして行こうかなと考えていたんです。それがそのままになっちゃっているんです。そういう案も考えてはいたのですが、結局、やっていないですね。今度のコンテスト案に入れておきましょうか?サルが変わったよ、みたいな。少し成長したじゃん、と。
-:マニアックな話ですね~。何でサルだったんですか?
圭太:申年生まれで、昔から「サル、サル」って似ていると言われていたから、何かかわいいなと。そんな単純な話ですね。
-:昔の話ですね。昔の雰囲気が何かそんな感じだったんですね。ともさん、どうですか?
とも:そんなにサルっぽさはないと思います、フフフ。何故かとずっと気になっていて。
圭太:あとでネット検索したら出てくるかな。俺のデビュー当時の写真が半端じゃなくて。すごくほっぺたも赤くて、まあぁ~それはそれは酷いんですよ(笑)。それから比べると、何か“ビフォーアフター”みたいな。別人のようで、それくらい違いますよね。
-:ええ、違いますね。
とも:へぇ~。いま検索しましょうか。
-:これは余談ですが、先日、森泰斗さんがTwitterでも写真を挙げられていました。
圭太:ああ、これですか?これよりも酷いんですよ。競馬名鑑を見てみてください。僕がデビューした当初はもう半端じゃないですね。人なのかな?という、本当にサルが乗っているような感じですね。
とも:何であんなに赤かったんでしょうね。
圭太:分からないですね。人は変わるものだなという感じですかね。
とも:見てみます。乗りやすいとか、相性が良いと感じる競馬場や距離はありますか?
圭太:乗りやすいのは、東京競馬場が乗りやすいですかね。良い馬に乗せていただいているので、それこそ本当に力の差がハッキリ出る競馬場かなと思いますし、道中、4コーナーに行くまでにあまり動きがないので、位置取りと折り合いさえ考えれば良いかなという感じですか。中山のように小回りだと、途中で動いてきたり、動きがありますので、そういうのが読めなかったりすると……、という難しさはありますね。
とも:観ている側からすると、中京と府中はけっこう似ているイメージなのですが、そういうものでもありませんか?
圭太:いや、似たような感じですよね。中京もそんなに途中から動くところもないですし、新しくコースが替わって、それが余計に出てきたかなと。昔はもっと動きがあったと思うんです。
「しかし、やっぱり人に恵まれて、出会った人との出会いで大井競馬場に入れて、今の自分があるなという思いですね。自然に地元の宇都宮競馬場や足利競馬場に入っていたら、いま騎手をやっていないかもしれないですからね……」
とも:そうだったんですね。今度は馬券を買う時に参考にしてみます。私は新聞なら勝馬さんを買うのですが、好きな競馬新聞はありますか?
圭太:よく見せていただいているのは馬三郎さんですか。他の競馬場も見られるので、全体が。馬柱も全部、1レース1レース載っていますので、見やすくて見せていただいていますね。
とも:あと、騎手を目指すと言った時に、ご家族の反対はありましたか?
圭太:いや、なかったですね。
とも:急に言いだしたのですか?
圭太:そうです!中学3年の時に、高校受験をしようと願書も出していたのですが、近所の方から「騎手という職業もあるよ」ということで。僕は全然騎手なんて知らなかったのですが、体を動かすのは好きだったので、体も小さかったのでやってみようということで、自分の中ですぐに切り替えられたし、親も全然反対はしなかったですね。ただ、「諦めて帰ってくるようならやるな」とは言われましたけどね。「やるからには騎手になるまで帰ってくるな」みたいな感じで。
とも:ご両親も競馬ファンという訳ではないのですか?
圭太:ないですね。競馬を全然知らない家庭でしたね。
とも:(出身は)栃木ですよね。
圭太:そうです、栃木です。競馬場が足利競馬場と宇都宮競馬場と2つありましたから。
とも:あっ、それは全然知らないですね。
圭太:ああ、そうなんですか。あったんですよ、栃木に。しかし、やっぱり人に恵まれて、出会った人との出会いで大井競馬場に入れて、今の自分があるなという思いですね。自然に地元の宇都宮競馬場や足利競馬場に入っていたら、いま騎手をやっていないかもしれないですからね……。もう競馬場はなくなっているので。
とも:人の巡り合わせってすごいですね。
圭太:すごい、本当に。すごいことですよ。人との出会いって、本当に何かあるし、すごく大事だなと感じますね。
とも:ファンにお薦めしたい若手騎手と南関騎手を教えて下さい。
圭太:若手騎手は、中央だと木幡巧也が1年目はたくさん勝ちましたね。レースの時もよく聞いてくるし、すごくかわいい存在です。ただ、まだ若さだけの競馬をしているところはあるので、今後、その辺が変わってくれれば。もともと持っている素質はあると思いますので、注目して応援してもらえば、という感じですかね。まあ、まず、元気ですよ(笑)。
とも:何かテレビ番組とかを観ていても、木幡君の元気さは……。石川君とかは先輩なのに……。
圭太:裕紀人もすごく達者だし、これからが楽しみで伸びてくるんじゃないかなと。南関だと、僕と入れ違いなのですが、笹川がすごく真面目、研究熱心と聞いています。結果も出ていますからね。さらに楽しみかなと思いますね。
とも:今後のG1も期待しています。頑張って下さい。
圭太:ありがとうございます。
とも:ありがとうございました。