大：次、4位いこうか。

河：4位指名はモンヴァントゥ(牡2、美浦・大和田、父ヴィクトワールピサ×母マイティースルー)という馬です。キャロットさんで1口出資しております。去年も出資したマイティーキュートの下にあたるのですが、マイティーキュートはデビュー前までは「メジャーエンブレム級」だなんだと言われていましたが、結局デビューできずに5月に引退。そこを考えても、今年こそはリベンジしたい。今日、その上の上にマイティーハニーという5歳のお姉さんがいて、こちらも出資していたのですが、今日、キャロットさんのホームページで屈腱炎により引退が発表されました。

それを含め、次のゴールドアリュールのマイティーゴールドにも出資していますが、2勝してもなかなか。マイティースルーの血統はみんな体が弱いのですが、そろそろ頑張って欲しい。4位にはなりますが、指名しました。ちなみにマイティースルーは(母父が)クロフネなので、フレンチデピュティとはちょっと離れますが、父ヴィクトワールピサのアウトライアーズと近い配合で、良いところに行ってくれないかなという期待もあります。

河野氏「(母父が)クロフネなので、フレンチデピュティとはちょっと離れますが、父ヴィクトワールピサのアウトライアーズと近い配合で、良いところに行ってくれないかな」

－：サンデーとフレンチデピュティ肌というのはけっこう相性が良いですね。

担：すごく良いですよ。今日のセレクトセールの下見でも、ジャスタウェイの1歳の男の子でセールスポイントがフレンチ肌ということを挙げられていました。

－：ちなみに、ちょっと前の話なのですが、ディープインパクト産駒の全成績を調べていたら、母父フレンチデピュティが一番勝っていました。

担：そう、牝系の数もけっこう多いというのもあるよね。

大：続いて、僕の4位について特にコメントはないです(笑)。今年は3頭しか持っていないので、聡平の馬・サザンスパークル(牡2、美浦・大竹、父ハーツクライ×母ジンジャーパンチ)を持ってきます。ジンジャーパンチは言わずと知れたルージュバックの母で頑張って欲しい、以上です。

－：不思議な血統ですよね。父ディープ産駒(ケイブルグラム)がすごく重く出たりして。

担：ちなみにこれはいくらですか？

河：7000万円だったので、(1口)17万5000円だったかなと思います。

▲丸山オーナーが母も兄も所有する、ゆかりの血統

担：僕の4位は、先ほどと同じ自家生産なのですが、これもきょうだいを持っていて、お母さんを持っているので当たり前ですけど、ポジショントークの2015(牡2、父キンシャサノキセキ)。現4歳でジャングルポケット産駒のサムワンライクユーが小島茂之先生のところにいるのですが、その下ですね。

4月まで非常に順調に来て、素直で操縦性も高く、前向きで体もできて、デビューも早いんじゃないかということだったのです。しかし、若駒にありがちな深管が痛くなっちゃいまして、1カ月ちょっと休ませていたので、そこから獣医さんからも「全く問題ない。このまま進めて良い」と言われているということで、また(運動を)再開しているんです。

こうなったら別に急ぐ必要も、変に間に合わせても仕方がないので、秋に向けてジックリ乗り込んでいますけれども「相変わらず動きは良い」と言っていただいています。1カ月休んで良いことは、その間に体重がけっこうフックラして、馬格も良くなったので、逆にこの時期に休ませて、馬が良くなるならその方が良かったかくらいに思っています。お母さんも(シンボリ)クリスエス肌ということで、少し奥があるというか、良くなってくると思いますので、楽しみにしています。

－：ありがとうございます。僕の4位はサラキア(牝2、栗東・池添学、父ディープインパクト×母サロミナ)です。

一同：また牝馬のディープだ。勝ちに行っていますね。

－：牝馬は桜花賞を走ったら、オークスでも大体走るのはクラシックの傾向。今年こそちょっと違いましたが、そういう傾向が強いので、桜花賞路線に乗ってくれればという思いですが、姉(サロニカ)は桜花賞で取り消しになってしまったんですよね。きょうだいが走り過ぎていない、ということを重視したいので、ほどほどに走っていたのが今年は良いかなという感じがします。蹄が薄そうなので、それはどうかという感じがするんですけど。

大：爪フェチなんですか？

－：いやいや、最近気になるだけです(笑)。

担：人間の女性も爪フェチですか？

－：それはないっす(笑)。森川さんお願いします。

森：ハウナニ(牝2、美浦・手塚、父ロードカナロア×母ユキチャン)です。白毛ですね。去年(半姉に)シロインジャーという馬がいて、未勝利で終わってしまったのですが、今年はお父さんがロードカナロアに替わりまして、血統面でもグレードアップされているかと。単純にこれは白毛がかわいくて、4位に指名しました。通常の白毛の馬って、けっこう眼の周りのピンクが濃かったりするのですが、これは本当に真っ白でかわいいんですよね。

▲森川氏は「洗いたての白さ」と話す白毛馬を指名

大：鼻ピンとかでもないの？

森：本当に洗いたての白さで、本当に綺麗な……。

大：強い自慢じゃなくて、かわいい自慢。

森：こういうのもちょっとアクセントとしては入っていても良いのかなというのと、ちょうど一昨日(ノーザンファーム)天栄に行って見てきたのですが、けっこう撮影慣れしているというか、常にちっちゃい頃から撮影されているので、動じないでポーズを取るくらい。人が来ると自分から顔を出すくらいにカメラ慣れして、人慣れしているということで、この時期から大舞台でも動じない精神力が身に付いているというところもあります。

大：ウチのレイズアンドコールの仔(現1歳)もカメラ目線をしていましたよ。撮られ慣れているのか、ウチの馬は別にそんなに撮られていないと思うけど、ちゃんとポーズを取っていましたね。

森：ダート血統なのですが、お父さんがロードカナロアに替わったので、芝でもやれる可能性があるのかなというのと「距離も2000mくらいまでは何とかなりそうかな」というお話でした。あとは「8月末にはデビューできそうな態勢が整っている」と。デビューも早いということで、上手いこと早々に桜花賞戦線に乗ってくれると嬉しいなというところで、4位指名しました。

TALK4.大和屋暁のROTドラフト会議・4P
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