香港国際競走トピックス
- 12/09(日)【香港カップ】グロリアスフォーエバーが逃げ切り! ディアドラは猛追も2着 - トピックス
- 12/09(日)【香港マイル】ビューティージェネレーション楽勝で連覇!ヴィブロスが2着 - トピックス
- 12/09(日)【香港スプリント】ファインニードルは8着 ミスタースタニングが連覇! - トピックス
- 12/09(日)【香港ヴァーズ】壮絶な叩き合い!モレイラ&リスグラシュー惜しくも2着 - トピックス
- 12/06(木)【香港カップ】ディアドラ2番、ステファノスは3番、サングレーザーは6番 - トピックス
- 12/06(木)【香港マイル】モズアスコット2番、ヴィブロスは7番、ペルシアンナイトは大外14番 - トピックス
- 12/06(木)【香港スプリント】ファインニードルは12番 年間G1・3勝目となるか - トピックス
- 12/06(木)【香港ヴァーズ】クロコスミアは1番、リスグラシューは14番に決定! - トピックス
- 12/06(木)武豊&C.ルメールは優勝ならず 英のS.デソウサ騎手が独走V【香港国際騎手招待競走】 - トピックス
- 10/31(水)【次走報】天皇賞(秋)2着のサングレーザーは香港カップを視野に - トピックス
- 10/25(木)【香港カップ】アーモンドアイ、ディアドラ、ネオリアリズムなど20頭の日本馬が登録 - トピックス
香港国際競走日本馬解説
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サングレーザー
(牡4、栗東・浅見厩舎) 騎乗予定騎手:J.モレイラ
昨年のスワンS1着、マイルCSで3着と、元々短い距離で実績を残してきたが、成長するにつれてスタートや折り合いが改善され、今年の夏の札幌記念で馬群を捌いて見事1着。続く天皇賞(秋)は間隔が2ヶ月少し空きながらもしぶとく脚を伸ばし、最後まで勝ち馬レイデオロに食い下がって2着と結果を出した。母方はダート血統でパワーもあり、芝が日本より重い香港でも十分好走が期待できる。充実期に入った今、香港・シャティン競馬場を知り尽くすJ.モレイラ騎手と共に初のG1制覇を狙う。
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ステファノス
(牡7、栗東・藤原英厩舎) 騎乗予定騎手:W.ビュイック
すでに4度の香港遠征を経験しており、香港Cも15年10着、16年3着、17年4着と実績を残している。毎年違う鞍上で結果を出しているだけに、ビュイック騎手への手替わりは特に問題ないだろう。これまでの遠征は4度全て良馬場だが、日本国内のレースでは多少馬場が荒れても結果を残しており、そこまで馬場が酷くならなければ対応は可能だろう。今回引いた枠は3番。内枠で溜めて抜け出す競馬を得意としているため、絶好枠と言えるだろう。2走前の毎日王冠ではアエロリットと0.2秒差。力はまだ衰えていない。
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ディアドラ
(牝4、栗東・橋田厩舎) 騎乗予定騎手:C.ルメール
昨年3連勝で秋華賞を制した後、エリザベス女王杯で12着、京都記念6着と崩れたが、春のドバイターフではしぶとく脚を伸ばして、世界の強豪相手に3着同着。改めて力を見せつけた。夏に札幌で復帰すると、クイーンSは力の違いを見せて圧勝。続く府中牝馬Sはスローペースから上がり3F32.3という極限の末脚を駆使して一気に差し切った。完全に本格化した印象だ。父はキングジョージを制したハービンジャーで、母系も欧州活躍馬の名前が並ぶだけに、少し時計が掛かる香港の芝はピッタリだろう。期待したい。
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ヴィブロス
(牝5、栗東・友道厩舎) 騎乗予定騎手:W.ビュイック
秋華賞やドバイターフを制した名牝も、これが引退レース。間隔をとりながら使っており、5歳秋と言ってもまだ若々しい。今年も緒戦の中山記念こそ8着に敗れたが、叩かれた次のドバイターフではしっかり脚を伸ばして2着。勝ったベンバトルは今年秋の豪G1・コックスプレートで世界最強馬と名高いウィンクス相手に2着するような実力馬だけに、負けてなお強しの印象を与えた。この秋は休み明けの天皇賞(秋)こそ5着だったものの、休み明けを叩かれて上昇するタイプだけに、巻き返しが期待できる。
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ペルシアンナイト
(牡4、栗東・池江寿厩舎) 騎乗予定騎手:M.デムーロ
昨年のマイルCSを制し、今年の大阪杯でスワーヴリチャードの2着に入るなど、ポテンシャルは日本トップクラス。この秋、緒戦の富士Sは5着に敗れたものの、今年緒戦の中山記念でも5着に敗れているように、間隔が空くと100%のパフォーマンスが発揮できないタイプなのだろう。安田記念は時計が速く6着に敗れたが、1.33.3で決まった前走のマイルCSは巻き返した。近親にダート王ゴールドアリュールがいる牝系はパワー満点。時計が掛かる香港は歓迎で、外枠を克服できれば一発あっていいだろう。
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モズアスコット
(牡4、栗東・矢作厩舎) 騎乗予定騎手:C.ルメール
デビュー当初は中距離を使われていたが、マイルを使われ出してから一変。怒涛の4連勝でオープン入りすると、今年緒戦の阪急杯から3戦連続2着。迎えた春の大一番安田記念では後方を追走すると、上がり3F33.3の強烈な末脚で4角12番手からまとめて差し切った。この秋まだ勝ち星に恵まれていないものの、スワンSは休み明け。前走のマイルCSは1〜3番の馬で決まる極端な内有利のレースだっただけに、展開が向かなかった。父フランケルで母系もパワー型の種牡馬の名前が並ぶことから、香港でこそ真価を発揮する可能性は十分だ。
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ファインニードル
(牡5、栗東・高橋忠厩舎) 騎乗予定騎手:川田将雅
今年高松宮記念、スプリンターズSと国内スプリントG1を両方制覇。日本では敵なしの王者として短距離界に君臨している。3走前のチェアマンズスプリントプライズで初めての海外遠征、初めての香港競馬を体験し、結果は勝ち馬アイヴィクトリーから4馬身離された4着。ただ相手は短距離王国香港の一線級。加えて春先は高松宮記念を使ってから1ヶ月での遠征だったのに対し、今回は2ヶ月間隔を空けての挑戦で、日程的には余裕がある。2度目の海外遠征で更なる前進が期待される。
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クロコスミア
(牝5、栗東・西浦厩舎) 騎乗予定騎手:岩田康誠
昨年、そして今年のエリザベス女王杯で共に2着。国内牝馬の中でもトップクラスの実力の持ち主だろう。今年は年明け緒戦の京都記念で8着に敗れたが、馬場が重くタフなレースだったことが影響したのだろう。初めての海外遠征となった春のドバイターフでは思うようなポジションが取れず伸びきれなかった。2走前の府中牝馬Sは2番手で運んだものの、最後末脚の切れ味負けをした印象。距離延長で臨む今回はハナを切って、自分のペースでレースを進めたい。
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リスグラシュー
(牝4、栗東・矢作厩舎) 騎乗予定騎手:J.モレイラ
前走のエリザベス女王杯で悲願の初G1制覇を成し遂げたのがこの馬。積み重ねたG1の2着は4度。嬉しい戴冠であった。近走はマイルに適性が寄っていったかと思われたが、距離延長となった前走では新パートナーのモレイラ騎手の巧みな手綱捌きから上がり3F33.8の鋭脚で前を捉えて1着となった。母系はフランスダービー馬ベーリングなど欧州の重厚な血統が並ぶだけに、香港の少し時計の掛かる馬場は合うだろう。体重が減りやすかっただけに、直前輸送のないこともプラスと見る。