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先週の重賞レース回顧
2007/4/3(火)
先週の重賞レース回顧
4/1日(日)、中山競馬場で行われたダービー卿CT(4歳上、G3・芝1600m)は、中団からレースを進めた秋山真一郎騎手騎乗の7番人気ピカレスクコート(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)
が、最後の直線で馬群を割って末脚を伸ばし、9番人気コイウタに13/4馬身差をつけて優勝した。
レースは1番人気のダンスインザモアがスタートから躓いて出遅れる波乱ムードで始まった。
押し出されるようにハナに立ったのはロイヤルキャンサー。
他4、5頭で形成された先団とその後のグループの間に少し間隔が開き、レースは淀みなく流れていった。
最終コーナーを迎えるあたりで後続グループが前を吸収し、レースは大混戦に。
最後の直線で真ん中から馬群を割って抜け出したのはピカレスクコートだった。
先団でごった返す馬たちの中で、一頭だけ違う脚色で後続を突き放しにかかるとそのまま真っ先にゴールを駆け抜け、初重賞勝ちに輝いた。
これまで重賞勝ちこそなかった同馬だが、昨年はディープインパクトと渡仏してダニエルウィルデンシュタイン賞(フランスG2)で2着に入着する健闘を見せていた。
年明けの2戦こそ調子を落としていたものの、前走から差す競馬で新味が出てきた同馬だが、これは脚質転換が功を奏したと見るべきなのか、それとも鞍上との相性が良いとい うことなのだろうか…。
これから重賞戦線を賑わしていくことになるのだろうが、どこまで行けるのか、秋山騎手とこの馬のコンビを今しばらく見ていたいと思う。
同日、阪神競馬場で行われた大阪杯(4歳上、G2・芝2000m)は、中団からレースを進めた石橋守騎手騎乗の1番人気メイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎)が、最後の直線で逃げ粘る2番人気シャドウゲイトをゴール前で1/2馬身差し切り優勝した。
レースは大方の予想通りシャドウゲイトがハナを主張し、ゆったりと流れて行った。
残り600mを切ったあたりで、メイショウサムソンが徐々に押し上げていくと、最後のコーナーを回って直線に向いたところで、早くも逃げ込みを図るシャドウゲイトを捉える 勢いだった。
激しくムチを叩きながら馬体を併せていく石橋騎手&メイショウサムソンだったが、好調馬シャドウゲイトも簡単には譲らなかった。
結局2頭の激しい追い比べをゴール前制したのは、ダービー馬メイショウサムソン。
こうして日本ダービー以来約10か月ぶりの勝利に輝いた。
3連勝で皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)と春クラシック2冠を達成した同馬であったが、その後の菊花賞(GI)では4着、続く有馬記念(GI)でも5着と連敗し、ここは再起を賭けた 一戦だった。
今回は59kgという酷量を背負っての一戦だったが、石橋騎手の熱のこもった激しいムチと、それに見事に応えたメイショウサムソンの根性が相乗効果となってもぎ取った、い かにもこのコンビに似合うような会心の勝利だったと言えよう。
レースは1番人気のダンスインザモアがスタートから躓いて出遅れる波乱ムードで始まった。
押し出されるようにハナに立ったのはロイヤルキャンサー。
他4、5頭で形成された先団とその後のグループの間に少し間隔が開き、レースは淀みなく流れていった。
最終コーナーを迎えるあたりで後続グループが前を吸収し、レースは大混戦に。
最後の直線で真ん中から馬群を割って抜け出したのはピカレスクコートだった。
先団でごった返す馬たちの中で、一頭だけ違う脚色で後続を突き放しにかかるとそのまま真っ先にゴールを駆け抜け、初重賞勝ちに輝いた。
これまで重賞勝ちこそなかった同馬だが、昨年はディープインパクトと渡仏してダニエルウィルデンシュタイン賞(フランスG2)で2着に入着する健闘を見せていた。
年明けの2戦こそ調子を落としていたものの、前走から差す競馬で新味が出てきた同馬だが、これは脚質転換が功を奏したと見るべきなのか、それとも鞍上との相性が良いとい うことなのだろうか…。
これから重賞戦線を賑わしていくことになるのだろうが、どこまで行けるのか、秋山騎手とこの馬のコンビを今しばらく見ていたいと思う。
同日、阪神競馬場で行われた大阪杯(4歳上、G2・芝2000m)は、中団からレースを進めた石橋守騎手騎乗の1番人気メイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成忠厩舎)が、最後の直線で逃げ粘る2番人気シャドウゲイトをゴール前で1/2馬身差し切り優勝した。
レースは大方の予想通りシャドウゲイトがハナを主張し、ゆったりと流れて行った。
残り600mを切ったあたりで、メイショウサムソンが徐々に押し上げていくと、最後のコーナーを回って直線に向いたところで、早くも逃げ込みを図るシャドウゲイトを捉える 勢いだった。
激しくムチを叩きながら馬体を併せていく石橋騎手&メイショウサムソンだったが、好調馬シャドウゲイトも簡単には譲らなかった。
結局2頭の激しい追い比べをゴール前制したのは、ダービー馬メイショウサムソン。
こうして日本ダービー以来約10か月ぶりの勝利に輝いた。
3連勝で皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)と春クラシック2冠を達成した同馬であったが、その後の菊花賞(GI)では4着、続く有馬記念(GI)でも5着と連敗し、ここは再起を賭けた 一戦だった。
今回は59kgという酷量を背負っての一戦だったが、石橋騎手の熱のこもった激しいムチと、それに見事に応えたメイショウサムソンの根性が相乗効果となってもぎ取った、い かにもこのコンビに似合うような会心の勝利だったと言えよう。
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