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今週の小倉記念が重賞初挑戦となるダイシングロウ(牡4、栗東・松田博厩舎)。
30日の追い切りはDWコースで84秒7、68秒9、54秒5、40秒2、12秒1の単走追いを行なわれ、厩舎特有の上がり重点に軽快なフットワークで走り抜けた。
「終いもしっかりとしていたし動きは良かった。以前から能力的にもオープンで走っていい馬だと思っていたから、ここに入っても十分戦えるはず」とトレーナーのトーンは高い。
GI馬や昨年の覇者・重賞ホースなど強揃いだが勢いならこの馬が一番だろう。

一方では、一昨年の朝日杯FSを制して2歳チャンプに輝いたドリームジャーニーが小倉記念で昨年の神戸新聞杯以来の重賞勝ちを狙っている。
前走の安田記念(10着)後は栗東トレセンの近郊にあるグリーンウッドに放牧へ出されていた。
「向こうでも乗っていたし、ここまでは予定通り。1週前の動きも以前は押っつけて出した時計を馬なりで出しているようにパワーアップしている」と陣営は満足気。
今回のポイントはトップハンデの57キロを背負う点だが、「小柄だけに斤量が重いと心配だが、いい状態で出走できれば克服は十分可能だと思う」と池江寿師は仕上がりの良さを強調する。
騎乗停止中の武豊騎手に替わり突然のチャンスが舞い込んできた池添騎手も俄然やる気は十分。秋の飛躍に向けてここでGI馬が復活する。