出遅れはねのけアユサンが人気に応える…東京新馬

トピックス

12年10月6日(土)、4回東京1日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1400m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の1番人気・アユサンが優勝。スタートでは後手を踏んだが、4角を回るころには先頭集団へ。直線では軽く仕掛けただけで後続を突き放すと、最後は抑える余裕をみせて快勝した。勝ちタイムは1:25.0(良)。

2着には1.3/4馬身差で6番人気・ヒシラストガイ(牡2、美浦・久保田厩舎)、3着には8番人気・ツクバリンカーン(牡2、美浦・土田厩舎)が続いて入線した。

勝ったアユサンの馬主は星野 壽市氏、生産者は日高の下河辺牧場。馬名の意味由来は「人名より+呼称」。

1着 アユサン(蛯名騎手)
「ディープインパクト産駒らしく、いい馬だよ。前日のゲート練習でも出がひと息だったし、現状でスタートはあんなもの。でも、押して付いていけたし、トモがはまったら走りはスムーズだった。坂上まで持ったまま。あっさり抜け出したね。まだ芯が入っていない段階で、良くなる余地はたっぷり。使ったら、もっと行きたがる可能性があり、距離はマイルくらいまでがいいかな」

(手塚貴久調教師)
「マイルの新馬を除外されて再投票。でも、完勝でした。時計はともかく、内容のいい勝ち方です。まだトモがパンとしていないので、スタートダッシュはひと息でも、外々を回りながら最後まで余力がありましたからね。余裕がある体で送り出しましたし、上積みも大きい。マイル路線で大物になってほしいですね」

2着 ヒシラストガイ(田辺騎手)
「仕上がりは良好。最後は余力がなかったとはいえ、向正面で弾かれる場面がありながら、勝ちパターンも持ち込めました。このまま落ち着いていれば、次も楽しみです」

3着 ツクバリンカーン(柴田善騎手)
「ゴール前は2着馬に寄っていってしまった。もうひとがんばりが利けば」

12着 エーシンエポナ(松岡騎手)
「背中がいいし、走ってくる馬。でも、初めてのレースに戸惑いがあったみたい。周囲に気を遣っていたよ」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

アユサン
(牝2、美浦・手塚厩舎)
父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母父:Storm Cat



写真:武田明彦

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。