JCダート連覇などのトランセンドが引退

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2010~11年のJCダートを連覇など、ダートG1(Jpn1)4勝のトランセンドが、引退することが発表された。

トランセンドは持ち前のスピードと逃げ脚を武器に3歳時から重賞タイトルを手にすると、4歳秋にはJCダートで初G1制覇。
翌年のフェブラリーSで国内G1を連勝をあげると、東日本大震災直後、3月26日のドバイワールドカップでヴィクトワールピサの2着に惜敗。日本馬によるワンツーフィニッシュの快挙を演出した。
その後も震災の影響により、東京競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ南部杯を制し、JCダートでは不利とも言われた大外16番枠から押し切って連覇。ダート界で一時代を築いた。
今後は新ひだかのアロースタッドで種牡馬入りする予定。同馬の馬主は前田幸治氏、生産者は新冠のノースヒルズマネジメント。馬名の意味由来は「超越する」。

トランセンド
(牡7、栗東・安田厩舎)
父:ワイルドラッシュ
母:シネマスコープ
母父:トニービン
通算成績:24戦10勝
重賞勝利:
10~11年JCダート(G1)
11年フェブラリーS(G1)
11年MCS南部杯(Jpn1)
10年みやこS(G3)