JRAは1月8日(火)、「『2012年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」を開催し、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬を決定したことを発表した。
注目の｢年度代表馬｣は、史上4頭目の牝馬三冠を達成し、ジャパンカップではオルフェーヴルとの激闘を制し、G1タイトルを4つ手にしたジェンティルドンナに決定。記者投票の集計で289票中256票を集める圧倒的な支持で、史上初の三歳牝馬による年度代表馬の称を手にし、｢最優秀3歳牝馬｣のカテゴリーも満票で受賞している。

また、先日、同馬の陣営は今年の夢のプランを公表。秋は凱旋門賞を最大目標とするが、年明け初戦は3月30日(土)にドバイ・メイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック(G1)(芝2410m)に岩田康誠騎手とのコンビで参戦。2月中には栗東トレセンへ帰厩し、前哨戦を挟まずにドバイへ直行。国内制圧を遂げた女傑の2013年は“世界制覇”を目論む。

1.競走馬部門

●年度代表馬・最優秀3歳牝馬
最優秀3歳牝馬
ジェンティルドンナ

・年度代表馬 ジェンティルドンナ 関係者コメント
【馬 主：(有)サンデーレーシング 吉田 俊介 氏】
｢年度代表馬に選出され、大変光栄に思います。昨年は牝馬三冠を達成してくれた後、ジャパンカップではオルフェーヴルを相手に素晴らしいレースを見せてくれ、最高の3歳シーズンとなりました。今年も年度代表馬の名に恥じぬ活躍を国内外で見せてくれると思いますので、応援をよろしくお願いします｣

【石坂 正調教師】
｢牝馬三冠を達成し非常にうれしく思いましたが、その内容がとても強いものであったことでジャパンカップに挑戦し、そのレースぶりには我々関係者も大変感動しました。そのような結果として、年度代表馬に選出していただき、競馬ファンをはじめとした皆様に大変感謝しています｣

【岩田 康誠騎手】
｢牝馬三冠に加え、ジャパンカップで素晴らしい馬達に勝つことができ、年度代表馬の称を手に入れることができました。この馬のおかげもあり、自分自身も素晴らしい一年になりました。今年はこの馬と一緒に世界に羽ばたきたいと思います｣



●最優秀2歳牡馬：ロゴタイプ

●最優秀2歳牝馬：ローブティサージュ

●最優秀3歳牡馬：ゴールドシップ

●最優秀4歳以上牡馬：オルフェーヴル

●最優秀4歳以上牝馬：カレンチャン

●最優秀短距離馬：ロードカナロア

●最優秀ダートホース：ニホンピロアワーズ

●最優秀障害馬：マジェスティバイオ

2.調教師・騎手部門

(1)調教師部門
最多勝利調教師：角居 勝彦
最高勝率調教師：須貝 尚介
最多賞金獲得調教師：池江 泰寿
優秀技術調教師：須貝 尚介

(2)騎手部門
最多勝利騎手：岩田 康誠
最高勝率騎手：横山 典弘
最多賞金獲得騎手：岩田 康誠
最多勝利障害騎手：北沢 伸也
最多勝利新人騎手：該当者なし