13年1月12日(土)、1回中山3日目11Rで第29回 フェアリーステークス(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、三浦 皇成騎手騎乗の10番人気・クラウンロゼが優勝。勝ちタイムは1:34.7(良)。

序盤からクラウンロゼが先手を主張すると、人気のサンブルエミューズも2番手へ。1番人気のイリュミナンスはポジションを下げるシーンも好位から中団を追走。
しかし、ペースはスロー。直線に向いても前の2頭の追い比べの様相で、いったんはサンブルエミューズがリードしたが、そこからがジリジリとした伸び。サンブルエミューズがモタつく隙にクラウンロゼが差し返し、最後までクビの上げ下げのタイミングに委ねられる大接戦となったが、クラウンロゼは外から脚を伸ばしたウキヨノカゼの追い込みもわずか凌いだ。

2着にはアタマ差で5番人気・ウキヨノカゼ(牝3、美浦・菊沢厩舎)、3着には2番人気・サンブルエミューズ(牝3、美浦・加藤征厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたイリュミナンスは追い込むも4着に敗れた。

勝ったクラウンロゼは、昨年11月24日の東京の新馬戦(芝1600m)で、10番人気ながら押し切り。デビュー2戦目を連勝で飾り、重賞初制覇となった。 同馬は母が現役時代4勝をあげたヒシアスカという血統。 馬主は矢野 恭裕氏、生産者は新冠のカミイスタット。馬名の意味由来は「冠名＋バラ色(仏)。バラ色の未来が開けるように」。

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

クラウンロゼ
(牝3、美浦・天間厩舎)
父：ロサード
母：ヒシアスカ
母父：ヒシアケボノ
通算成績：2戦2勝




写真：武田明彦

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。