10番人気・チョイワルグランパが制して波乱…アレキサンドライトS

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13年1月19日(土)、1回中山6日目11RでアレキサンドライトS(ダ1800m)が行なわれ、大庭 和弥騎手騎乗の10番人気・チョイワルグランパが優勝。スタートでは後方だったが、向こう正面でマクってハナに進出。マイペースに持ち込むと、軽量を生かしてゴール前まで粘りこんだ。勝ちタイムは1:51.9(重)。

2着にはアタマ差で8番人気・ストロングバサラ(牡8、美浦・久保田厩舎)、3着には7番人気・イッシンドウタイ(牡4、美浦・伊藤厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたキングブレイクは10着に敗れた。

勝ったチョイワルグランパは2走前に3着があったが、現級では苦戦続き。鞍上の好判断も光り、2010年9月以来の勝ち星を挙げた。 馬主は株式会社 グランプリ、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「チョイ悪+おじいちゃん」。

1着 チョイワルグランパ(大庭騎手)
「外枠でしたし、前半はスピードに乗りませんでしたが、向正面に入ってハミを噛んだので馬の気持ちに合わせて行かせました。ずっと外を回っていましたしね。先頭に立ったらリラックスしてくれたのが良かった。最後まで脚が残っていましたね」

(森秀行調教師)
「逃げられるのなら、逃げてほしいとジョッキーには伝えていました。でも、スタートは遅かった。2コーナーを回ったところでがつんときて、押さえ込まなかったのが功を奏しましたよ。ずっと状態は良かったのに、ずっとペースが合わなかっただけ。祐一くん(福永騎手)も『すぐに勝てますよ』って言っていた馬です。ようやく勝てて、ほっとしました」

2着 ストロングバサラ(田辺騎手)
「もう少しで交わせたところ。よくがんばりました。馬の状態も良かったですし、コースロスなく運べた結果です」

3着 イッシンドウタイ(柴田善騎手)
「いい内容。だいぶ腰の状態が良くなってきた。このクラスでもチャンスがあるね」

4着 オールドパサデナ(横山典騎手)
「終いはよく伸びている。リズム良く走れたよ」

5着 コルポディヴェント(北村宏騎手)
「ゲートを出していったが、戸惑わずに走っていた。直線もよくがんばっている。ただ、もっと流れると思っていたんだよ。展開の差だね」

6着 アロマカフェ(村田騎手)
「馬が良くなっていた。うまく体を使えるようになったよ。まだ上積みがありそう。芝・ダートは問わないタイプだね」

10着 キングブレイク(内田博騎手)
「道中はスムーズだったし、もっと伸びると思ったのに。ちょっと負けすぎだね。パワータイプだから、こんな馬場が合わないとしか考えられない」

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チョイワルグランパ
(牡7、栗東・森厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:マチカネハツシマダ
母父:Private Account
通算成績:28戦3勝



写真:武田明彦

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