【弥生賞】ダービーフィズに蛯名騎手「今後の物差しになる」

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27日、日曜中山11レース・弥生賞(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、若竹賞1着のダービーフィズ(牡3、美浦・小島太厩舎)は、蛯名正義騎手を背に坂路コースで追われ、4F55.6-39.2-24.5-11.7をマークした。

【小島助手のコメント】
「2走前は残念な結果でしたが、敗因は馬場の悪い内を通った分だとハッキリしていたので、それほど悲観していませんでした。前走は外を回ってスムーズな競馬が出来ましたし、この馬の持ち味をフルに生かせる内容でした。右回りが不得意と言われていましたが、それをクリアしてくれて良かったです。
レース後は2週ほど山元トレセンに放牧に出しました。体が緩んだところもありますが、追い切るごとにこの馬らしさが出てきましたし、日曜日に軽く時計を出して、これなら弥生賞に間に合うという感触を掴みました。今日の追い切りは、前に1頭置いてコーナーを回ってから並んでくる形でしたが、相手を抜き去るときもこの馬らしい走りをしていましたし、ジョッキーも良いなと言っていたので、良い感触を掴んでくれたと思います。
距離は長ければ長いほど良いタイプなので、2000に延びるのは歓迎です。ここでどれだけやれるかが今後の物差しになると思いますが、走る馬特有の追い出したときに沈む感じがありますし、ロングスパートが出来る馬なので、スムーズな競馬が出来ればやれると思っています」

【蛯名正義騎手のコメント】
「放牧で緩めたこともあってか、先週の追い切りではもうひとつかなという感じでしたけど、今日の追い切りは先週に比べてトモの入りも良くなっていました。前走と比べて急激に良くなっているという感じではありませんが、最近は鳴かなくなってきましたし、レースを経験しながら成長してきています。長い距離でも上手に折り合って競馬が出来るのが、この馬の良いところですね。
皐月賞トライアルのなかで、2000メートルある弥生賞が一番この馬に合っているだろう、ということで出走が決まりました。この世代を引っ張っていくような馬たちが揃いましたが、ここでどれだけやれるかですね」