栗東初見参の戸崎騎手インタビュー(後半)

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-:関西馬っていうのは戸崎さんにとっても魅力的な存在ですか。

圭:う~ん、まだ、そこの域に達していないので、まずは声をかけられた馬に100%の力を出せるように、ということだけ今は考えています。まだ周りが見えていないので。

-:中央に入って、すぐ栗東に来たっていう事で皆さんに顔を覚えてもらったり。

圭:どうなんですかね。たくさん人もいますしね。憶えられにくいかなって気もします。

-:いやいや、憶えられるでしょ。

圭:たくさん居すぎてねえ。

-:今朝は大先輩の内田博幸騎手が坂路で一緒でしたね。あと、ジョワドヴィーヴルは乗ってましたか?

圭:ハイ。乗りました。そういう期待されているというか、注目されている馬に声をかけていただくというのは、本当に感謝したいですね。恥じないような競馬をしなくてはと思っているので、いろいろ研究してレースに臨みたいなと思いますね。

-:地方時代との大きな違いになる芝コースへの対応はどうですか?

圭:今までたくさん乗せていただいてるので、その中でイロイロ悩んだこともありましたし、考えたこともあったので、それを生かして行きたいなと思いますね。

-:具体的に芝への対応というのは、ダートしか走ってこなかった騎手にとってどこが違うんですか?

圭:簡単に言えば柔らかく乗るというか、馬は反応が良くなってしまうので。そのへんを騎手としての微妙な扶助を、遣い方、優しく、というのが、一番の大きなところじゃないかと思うので。気をつけていますね。


-:活躍するのは当然という感じで、ファンの期待は高すぎると思うのですが、その期待に応えられるようなガッツのあるレースを望んでいると思います。最初から遠慮なく気を遣わずに戸崎さんの競馬をしてもらいたいです。

圭:そうですね。そのへんはもう、たくさん良い馬にも乗せていただいてるので。まあ、遠慮というのは無いですよね。

-:無いですか?けっこう、最初は誰が来てもよそ者的な空気というかあると思うんですけど。成績を出しているジョッキーですし。ライバルとしてマークされたり、思うような競馬をさせてもらえなかったりなんてことがあるかもしれないんですけど、その中で厳しいレースをしていくのは大事ですね。

圭:それはまあ、僕だけじゃなく、レースとしてはそういう部分があると思うので。あまりそういうことは意識しないというか。そういうのがあったとしても、その中でも100%の馬の力を出さなければいけないので、考えながら研究して行かないとなと思います。

-:中央のファンにここを見て欲しいというところはありますか?

圭:う~ん、たくさんそういうところはあるんですけれど、観てもらいたいというより、自分が気をつけていることというのは、馬のリズムを崩さないように乗りたいっていうのが、一番気を付けているところなので。折り合いにしろ、追い出しにしろ、100%の力を出せるように、スタートから気を付けてますね。観てもらいたいとするならば、そこかなと思います。

-:これからいろんな競馬場に行って早くクセを掴みたいところですね。今まで乗った中で好きな競馬場というのはありますか?

圭:関西のほうにはあまり来る機会がなかったのでわからないのですが、東京競馬場というのはすごく好きですね。

-:それは大きいからですか?

圭:そうですね。競馬がゆったりして行けるので。その辺は好きですね。

-:逆に強い馬に乗らないと勝負にならない競馬場でもありますよね。

圭:そうですね。タフなコースだとは思うので。その中でもやっぱり、すこし力が劣るような部分でも、それをどうやったら乗れるんだろう?勝てるんだろう?っていうのを考えるのは、また楽しいかなと思うんですけどね。あまり新聞を見たりはしないんですけどね。

-:何を見るんですか?

圭:その馬の前走とか前々走とか、今までのレースを観て、その馬のイメージを膨らませるようにはしてます。

-:では、今週のサウンドリアーナなどの活躍を楽しみにしています。

圭:ありがとうございます。

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