栗東トレセンに初訪問の戸崎圭太騎手、サウンドリアーナ「いいイメージ」

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初めての環境に笑顔がこぼれる戸崎騎手

3月1日付でJRA移籍し、先週から中央デビューを果たした戸崎圭太騎手。今週は土曜日が中京、日曜日は阪神での騎乗を予定しており、早くも関西圏にJRAの戸崎圭太をお目見えすることとなる。
その挨拶代わりと言わんばかりに6日(水)は、初めて栗東トレセンへ赴き、栗東での調教を経験。騎乗を予定しているサウンドリアーナの最終追い切りにも騎乗し、感触を確かめた。栗東での調教を終えた直後、パートナーの手応え、トレセンでの初仕事について、語ってもらった。


-:きょうは初めての栗東での調教でしたね。いくつか調教に乗られてどんな状況でしたか?

戸崎圭太騎手:坂路で追い切るというのが初めてで、サウンドリアーナという素質馬に最初に跨って、すごく緊張しました。

-:今日の馬場コンディションは、戸崎さんが走った時間帯はけっこう荒れてきて、走りにくい馬場だったと思うのですが、乗った感触はいかがでしたか?

圭:けっこうムキになるようなところがあるみたいだったので、気をつけてはいたんですけれど、最初はムキになって走っていたのかなっていう感じを受けまして。「終いを伸ばす感じ」と(佐藤正雄)先生にも言われていたんですけど、僕自身が伸ばすペースがわかっていなかったんです。ちょっと遅くなってから伸ばしてしまったので、遅れはしたんですが、馬自身はすごくリズム良く走っていたと思いますし、良い感触を受けました。

-:今日の追い切りは併せ馬で、けっこう近くでビッシリと併せていたようなんですが、あれも先生からの指示ですか?

圭:そうですね。いつもああいう形で教えながらやっているみたいなので。

-:レースに向けてはある程度手応えを掴めた感じですか?

圭:そうですね。う~ん、なんかこう気難しいところがあるというか、折り合いが難しいところがあると聞いていたので、ちょっとテンションが高いのかな、と思ったんですけど。走っている時は一生懸命になるんですが、普段はどっしりと構えた馬で。そういうところが走るほうに集中してるんだなあと思いまして。いいイメージを受けました。

併せ馬に騎乗した戸崎騎手。右がサウンドリアーナ


-:最初、持たれていたイメージの先行馬というか、ちょっとピリッとしたところがあるというイメージは良い意味で裏切られたという感じですか?

圭:そうですね。

-:あの馬は厩舎でもすごくのほほんとしてて、本当に先行できるのかなという感じの気性なので、それを見て感じられたということですね。

圭:ハイ。そうですね。

-:サウンドリアーナだけではなく、坂路を走った感じで美浦との違いはありましたか?

圭:美浦でも1~2回ぐらいしか乗ったことがないので、まだ、なんとなくしか分からないですね。

-:栗東の坂は美浦に比べて急になっていますが。

圭:そうですね。そんな感じを受けました。

-:その他、CWも走ってみてどうですか?

圭:すごく馬場が広い感じなので、感覚としてはまだ掴みきれていないところがあるので。一緒に行ってくれる馬がいるので、まだこなせていますけれど、一人で乗れって言われたら、たぶんハチャメチャになりますね(笑)。

-:CWで82秒の終い12秒とか指示されてもしんどいですか?

圭:そうですね、時計もありますし、その馬場に出れるのかなっていうのがね。不安ですね(笑)。

-:あとは環境の違いとか、何か栗東で気づいたことはありますか?

圭:厩舎もひとつひとつが広いですね。ゆったりしてますね。

-:今日は矢作厩舎に行かれたんですね。

圭:そうですね。山内厩舎も松田博資厩舎のところへも行きました。どこへ行くにしても遠いですよね。

-:美浦のほうが近いですか?

圭:そのような感じがするんですけれど、実際は美浦のほうが広いという。だから、まだ周りが見えていないんですね、たぶん(笑)、そんなイメージを受けるんだと思うんですけれど。

-:自分に落ち着けっていう感じで(笑)。

圭:そうですね。ハイ。

栗東初見参の戸崎圭太騎手インタビューはコチラ→

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佐藤正雄調教師と打ち合わせる戸崎騎手