【スプリングS】ロゴタイプにC.デムーロ絶賛「今日はEasy Win」

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13年3月17日(日)、2回中山8日目11Rで第62回フジTVスプリングS(GⅡ)(芝1800m)が行なわれ、C.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ロゴタイプが優勝。勝ちタイムは1.47.8(良)。

2着には1馬身半差で3番人気・タマモベストプレイ(牡3、栗東・南井厩舎)、3着には11番人気・マイネルホウオウ(牡3、美浦・畠山吉厩舎)が続いて入線した。3着までの各馬が皐月賞への優先出走権が与えられている。

終わってみれば、完勝だった。これまでのトライアルではエピファネイア、コディーノ、メイケイペガスターら実績上位の人気馬が崩れる中、1番人気に支持された昨年の朝日杯FSの勝ち馬ロゴタイプ。
レースでは好枠から番手で追走すると、直線では馬場のいい外目に出すと抜け出し。最後は他を寄せ付けることのない走りで朝日杯FS勝ちの実績がフロックではないことを証明した。

「いいスタートを切れましたが、前を行く2頭がいたので、無理をさせることなくリラックスして走らせることができました」とは兄のミルコからバトンを引き継いだクリスチャン・デムーロ騎手。
その兄からは「いいポジションにつけられれば、掛かる馬じゃないから、問題ないよ」と助言を受けていたクリスチャンも「パワーもあるし、コントロールも利きやすい。仕掛けてからの反応も良かった」と2歳王者の走りに絶賛。
普段は兄よりも大人しい性格も「アリガトウゴザイマス」と日本語を連呼。自身、日本では初のG2勝ちに喜びを爆発させた。

これで牡馬・牝馬含めても、皐月賞・桜花賞のトライアルでの1番人気馬の優勝は初めて。皐月賞は堂々と主役として挑むことになるが、短期免許の関係で兄のミルコが手綱をとることになる。
「今日はEasy Win!皐月賞へ向けて、いいトライアルレースだったよ。本当は本番でも乗りたいんだ」と笑顔をみせたC.デムーロ騎手。ここへ来ての3連勝。盤石たる実績と勢いで、ロゴタイプがクラシック第一冠の皐月賞制覇を目論む。