【マーチS】グランドシチーがハナ差交わして重賞初制覇!

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13年3月24日(日)、3回中山2日目11Rで第20回マーチステークス(GⅢ)(ダ1800m)が行なわれ、津村 明秀騎手騎乗の2番人気・グランドシチーが優勝。勝ちタイムは1.52.6(良)。

2着にはハナ差で6番人気・バーディバーディ(牡6、栗東・池江寿厩舎)、3着には3番人気・フレイムオブピース(牡4、栗東・浅見厩舎)が続いて入線。1番人気に支持されたジョヴァンニは10着に敗れている。

勝ったグランドシチーはこれが通算8勝目。これまでにオープン特別を2勝していたが、重賞制覇は今回が初めてのこととなる。馬主は株式会社 友駿ホースクラブ、生産者は新ひだかの幌村牧場。馬名の意味由来は「壮大、雄大+冠名」。友駿ホースクラブ愛馬会での募集総額は2600万円。

1着 グランドシチー(津村騎手)
「中団からの競馬を想定していましたが、58キロを背負っていたこともあり、前半は進んでいきませんでした。でも、力を信じ、リズムを守ることに専念しましたよ。いつもどおり引っかかることなく、スムーズに追走できました。4コーナーでは前と離れすぎていると思いましたが、手応えは十分。遠くに見える目標に向って、なんとか届いてくれと願いながら、懸命に追いましたよ。ゴールしても微妙だと感じましたし、実際に際どかったのですが、勝ったと確信できましたね。馬はまた成長していますし、もっと大きな舞台でもがんばってもらいたいです」

2着 バーディバーディ(北村宏騎手)
「悔しいね。道中のリズムは良かったし、4コーナーでも手応えはあった。最後の1ハロンで苦しくなてしまったよ。でも、よくがんばっている。能力を再認識した」

3着 フレイムオブピース(蛯名騎手)
「ゲート内でじっとしていなかった。ペースは流れていたし、最後まで伸びてはいるんだけど、道中でも脚を使わざるを得ないからね。手応え良く上がっていけなかった」

4着 グラッツィア(柴田善騎手)
「前に乗ったときより、返し馬から雰囲気が良かった。中団からスムーズな競馬。欲をいえば、もうひと伸びほしいところだけど、よくがんばっているよ」

5着 ドラゴンフォルテ(内田博騎手)
「そう負けてはいない。ハンデの差もあったとはいえ、まだ馬は4歳で若いからね。まだまだ良くなるよ」

6着 ナイトフッド(田中勝騎手)
「終いは伸びている。準オープンを勝ったばかりなのに、よくがんばっているよ」

7着 ナリタシルクロード(江田照騎手)
「馬体が絞れ、動けるようになってきた。これから走ってくる」

8着 サイレントメロディ(三浦騎手)
「予想どおりの展開。この馬のかたちで競馬ができた。これを使って変わってくれれば」

9着 トーセンアレス(張田騎手)
「バテてないタイプ。持ち味は生かせたと思う。懸命にがんばっていた」

10着 ジョヴァンニ(四位騎手)
「無理せず、リズムに乗って2、3番手。ただ、3コーナーを過ぎてからのペースアップに対応できなかったね。まだキャリアが浅いからね。慣れてくれば変わってくるし、オープンでもまれた経験は今後につながると思うよ」

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グランドシチー
(牡6、美浦・相沢厩舎)
父:キングカメハメハ
母:レディクラシック
母父:ブライアンズタイム
通算成績:24戦8勝


撮影:武田明彦

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