【桜花賞】トーセンソレイユ「跳ぶような走りができれば」

トピックス

7日(日)に行われる桜花賞(G1)に出走予定のトーセンソレイユ(牝3、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師の共同会見(3日)は以下の通り。

-:まずは前走のエルフィンSから振り返って頂きたいのですが、凄いレースでしたね?

池江泰寿調教師:いやあ、驚きましたね。

-:狭いところを馬群を割りながら、最後は見事に差し切るなんて、まるでゲームを見ているような感覚で見てしまったんですが、あのレースはいかがでしたか?

池:私もそのように思っています。

-:初戦のレースとは全く違う競馬だったと思うのですが、いかがでしたか?

池:初戦はちょっと外枠だったので前に壁を作れず、という競馬だったんですが。それで2番手から進んで叩き合いを制したという形でしたが、エルフィンSは枠も内目だったので、馬群の中でジックリ脚を溜める競馬をしてみようということで。最後の直線はちょっと届かない位置にいて、前も壁になっていたのでね。惨敗のパターンだったんですけどね。ホントにゲームのように僅かな隙間を割ってきて。凄い馬だなと思いました。

-:デビューから2戦を見られて、どちらのレースの方がタイプ的に合っていると思いましたか?

池:いや、どちらもできるというかね、色々な競馬が出来るんだなと感じました。

-:そのエルフィンSから2ヶ月の間隔をあけまして、桜花賞に出走ということですが、これは予定通りということでしょうか?

池:そうですね。エルフィンSを勝てれば間のレースは使わずに直行しようと思っていました。

-:2ヶ月開けて戻って来られて馬体のほうに変化などありましたか?

池:前走時は420キロだったんですが、レース後は410キロを割るような体つきになりまして。ノーザンファームしがらきのほうでシッカリと良い休養を取らせてもらって。体のほうはフックラして戻って来たのですが、トレセンに入ってから追い切る度に体はどんどん減っていってね。先週のうちに418まで体重が減ってしまっているので。これ以上減らないようになんとかスタッフが必死にケアしているのですが。

-:今日の追い切りはいかがでしたでしょうか?

池:2頭併せで、前半は馬の後ろで折り合いを付けるという形で、直線は差を詰めてラスト1ハロンで並びかけて。最後ゴール前に目一杯ではなく、やや強めという程度に伸ばして欲しいということを伝えたのですが。指示通りの良い調教が出来たんじゃないかなと思います。

-:馬体重が気になるというお話もあったのですが、休み明けというのは苦にするのかしないのか、どちらのタイプだと思われますか?

池:新馬戦を使う前もそんなに強い調教をせずに、使う週の正味一本だけの追い切りで勝ってくれたので、あまり調教をやるタイプよりも間隔を開けてメリハリをつけた調教のほうが合っているんじゃないかなと思います。

-:ディープインパクトの妹ということで非常に注目されていると思うのですが、今回はどのようなレースを期待されていますか?

池:そうですね、やっぱりディープのように無敗で勝ち進んで欲しいなと思っています。

-:跳ぶような走りを、と?

池:そうですね。跳ぶような走りができればいいと思っています。