イダテンは誰だ?

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昨年のスプリンターズSの覇者、スリープレスナイト(牝5、栗東・橋口厩舎)が高松宮記念へ向けて調教ピッチを上げてきた。
11日には上村騎手が騎乗して坂路で52.5-38.5-25.4-12.8秒とリズミカルな動きでフィニッシュ。
「ひと追い毎にこの馬らしい動きに戻ってきてます」と鞍上も上昇を辿る動きの良さに笑顔を絶やさない。

昨年末に蕁麻疹を発症して順調さを欠いた嫌いはあるが、何と言っても破竹の5連勝で短距離界の王者に登り詰めた馬。天賦の才は多少のロスを補って余りある。
スプリントGⅠ連覇で、最強スプリンターを決定づけることができるか!?

一方、シルクロードSで重賞初制覇を飾ったアーバンストリート(牡5、栗東・野村厩舎)が、高松宮記念へ向けて、坂路コースで54.4秒の前走後初時計をマークした。
「前走後は疲れをしっかり取ってから調教を開始。以前に比べ体質面が丈夫になったし、本格化した感じがするね」と植平助手は心身ともの成長に目を細める。
なお、本番での鞍上も前走と同じ福永騎手で決定した。

「この馬が中京で走ると、なぜか不思議と前が開く。モーゼの十戒みたいに」と関係者も口にする、神懸り的な得意コースである中京競馬場なら、最高峰の舞台でも侮れない。