【皐月賞・1週前】クラウンレガーロ「今の中山にはもってこい」

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-:クラウンレガーロ(牡3、栗東・日吉厩舎)の1週前追い切りの雰囲気も教えてください。

三浦皇成騎手:昨日、雨が降ったせいか、走り辛そうだったんですけれど、1週前だったから、大分、負荷を掛けるようにテンから。最後までシッカリとしてましたし、前回、追い切りに乗った時や競馬に乗った時よりも、前脚の脚どりが軽くなっているので。引き締まった感じもありますし、スゴい良くなったんじゃないかなと。

-:跨った時のテンションとかで、前回と変わっているところは?

皇:まあ、ピリッとした感じはありますけれど、余裕ある暴れ方でしたし、その後はずっとオットリと歩いていたので、大分、精神的にもシッカリとしてきたんじゃないかなというのはありますけどね。まだ、子供っぽい所もあるんで、それがだいぶ、今日の感じでは解消されてきたかなという感じはあります。

-:良い意味で元気が良いと?

皇:そうですね。元気一杯でしたし、良かったと思います。

-:坂路のコンディション的には?

皇:ちょっと重たかったですね。やっぱり力がいる馬場にはなってたんでね。でも、バランスを崩さず、フォームも崩さずに走っていたので、そういう意味では今、中山の馬場はだいぶ悪くなってきましたし、今週は週末に雨が降るので、多分、来週も良い馬場ではできないかもしれないんでね。まあ、こなしてくれるんじゃないかなと。走りがキレイなので、良い馬場でやらせたいのは確かなんですけれど、それでもこれだけ今日の馬場でシッカリと走れてたということは、力がいる馬場でも大丈夫かなと思います。

-:ステッキを入れた時の反応は?

皇:良かったですし、単走だったから気持ちも良い意味で、1200とか使ってきて距離を延ばして、道中なんかも落ち着きが出てきてるので、追い切りに乗っていても。気だけ抜かさないように乗ったんですけどね。力むより、むしろコッチから合図を送って、動かしていくという感じだったから。距離がまた更に延びるという意味では良いんじゃないかなと思います。

-:普段の動きを見ていたら、ちょっとピリピリ、カリカリとしているようなところがあるのに、競馬に行ったら器用さがあるというのが?

皇:逆にそういうのが、そういう気持ちが乗っているところが、競馬に行って良い方向出てるので。本当に上手く立ち回れるんで、この前みたいな器用な競馬もできますし、今の中山には一番、持ってこいなんじゃないかなというのはありますね。



-:折り合いは全く問題ないですか?

皇:全く全然、大丈夫ですし、この前も外から競られても、あれだけ落ち着いて内に入れられたので。本当にあとは競馬まで無事に行ってくれればなというだけですね。

-:体のサイズ以上の?

皇:いや、本当に……。ちょっとソラを使うところがあるので、この前も抜け出して一瞬、ソラを使ったところを、外から勢いがついてきた馬に交わされちゃったという感じなんですけれど、その後も食らい付いてましたしね。中山はもっと直線が短くなるので、とにかくコーナーの位置取りとか、上手く立ち回れたら有利だと思うので、そういう意味では、王道をきた強い馬たちにも、ちょっと太刀打ちできる要素は十分にあるとは思うのでね。

-:この間のレースも上がりがそれ程速くなかったですけど、どスローになって上がりの瞬発力勝負でも?

皇:まあまあ、それでも大丈夫ですね。あんな狭いところを割ってくる訳ですから、一瞬の反応も良いですし、皐月賞を踏まえての競馬をしたかったので、この前みたいな競馬も今回は活きてくるんじゃないかなと思います。

-:むしろ追い比べは望むところですか?

皇:追い比べというよりも、やっぱりいかに道中、上手く立ち回れるかだと思うので、その分で他の馬たちよりも、ロスなく負担なく、そこを上手くリードできればなと思います。

-:切れる馬で折り合いに困る馬たちよりは有利に?

皇:そうですね、長く脚は使えるんでね。うん、良いと思いますね。

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