稀代の名牝・エアグルーヴが亡くなる、出産後の内出血で

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1997年の天皇賞(秋)、96年のオークスなどGIを2勝、現役引退後はノーザンファームにおいて繁殖牝馬として供用されていたエアグルーヴ(牝20)が、4月23日(火)午後11時にノーザンファーム早来牧場(北海道勇払郡安平町)で病気(出産後の内出血)のため、死亡した。

エアグルーヴは繁殖牝馬としてはエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴ(父:サンデーサイレンス)、香港QEⅡ世カップを制したルーラーシップ(父:キングカメハメハ)などのG1馬を輩出。
現3歳のラストグルーヴは、先週のフローラSに登録を行なっていたが、ソエのため、レースを回避したばかり。なお、最後の産駒はキングカメハメハの子だった。

【ノーザンファーム 吉田勝己氏コメント】
「この2年間は産駒に恵まれなかったのですが、昨晩8時にキングカメハメハの素晴らしい牡駒を出産いたしました。そして母子ともに元気な姿を確認して間もなくの訃報に声も出ませんでした。現役時の活躍をはじめ繁殖牝馬として、まさに当牧場で一番の実績をあげた名馬で、まさにノーザンファームの歴史の中心にいた馬でした。改めましてこれまでファンの皆さまからい ただきました数々のご声援に、牧場を代表し心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」