【青葉賞】またも国枝厩舎!ヒラボクディープが重賞初制覇!

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13年4月27日(土)、2回東京3日目11Rで第20回 青葉賞(GⅡ)(芝2400m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の7番人気・ヒラボクディープが優勝。勝ちタイムは2:26.2(良)。

2着にはアタマ差で9番人気・アポロソニック(牡3、美浦・堀井厩舎)、3着には2番人気・ラストインパクト(牡3、栗東・松田博厩舎)が続いて入線。2着までの各馬が日本ダービーへの優先出走権を獲得している。
1番人気に支持されたレッドレイヴンは11着に敗れた。

勝ったヒラボクディープは一昨年のセレクトセールにおいて、2625万円で取引された期待馬だったが、デビュー勝ち以降、2戦は勝ちあぐね、前走の水仙賞でクビ差制し2勝目。ようやく頭角を現した青葉賞で、7番人気の低評価に留まりながらも、見事に粘り勝ち。ダービーへの優先出走権を手にした。 馬主は株式会社 平田牧場、生産者は日高の下河辺牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。

なお、管理する国枝栄調教師は、先日、管理馬で皐月賞4着のカミノタサハラが屈腱炎になるアクシデントに見舞われていたが、この3歳世代では重賞3勝目で、3月からの約2ヶ月間で重賞4勝と固め打ち。騎乗していた蛯名正義騎手は青葉賞連覇となっている。

1着 ヒラボクディープ(蛯名騎手)
「国枝厩舎のカミノタサハラがリタイアしてしまって残念な気持ちだったので、この馬でダービーの出走権利を取りたいと思っていました。余裕を持って追い出しをガマンして直線の坂を上がれたので、これならいけると思いました。最後は際どかったですけど、何とか勝っていてほしいなと思っていました。権利が取れて良かったです。まだ子供っぽいところがあるので、体と気持ちに芯が入れば更に良いパフォーマンスが出来ると思っています。その辺りがダービーまでにどのくらい良くなってくるかですね。本番でも良いレースをしたいですね」

2着 アポロソニック(勝浦騎手)
「最後、勝ち馬に交わされたあとも食い下がっていましたし、本当に渋太い馬です。よく2着に頑張ってくれました」

3着 ラストインパクト(北村友騎手)
「理想的な位置でしたが、道中は少し気負ってしまいました。追い出したときは前の2頭を捕えるくらいの勢いでしたけど、最後は脚色が一緒になってしまいました。何とか権利を取りたかったんですが…」

4着 サトノノブレス(北村宏騎手)
「もう少し前の位置に行きたかったですけど、動けない位置でしたからね。変に馬をエキサイトさせても良くないので、そのままポケットで競馬をしました。折り合いがついて、勝負どころでも上手く捌けましたが、全体のペースが遅かったですね。もっと流れていれば違ったと思います」

5着 アウォーディー(松山騎手)
「スタートも速くて、自分のリズムで競馬が出来ましたけど、今日はペースが遅かったですね。権利が取れず残念ですけど、力は見せてくれたと思いますし、先が楽しみな馬です」

6着 アルヴェロン(三浦騎手)
「1、2コーナーは、外めの枠の分という感じの立ち回りになりましたけど、それ以外は理想的な競馬が出来ました。権利が取れず残念ですけど、能力がありますし、先が楽しみです」

11着 レッドレイヴン(内田博騎手)
「中団くらいで競馬をしましたけど、最後は伸びませんでした。休み明けで2400のレースだったのでキツかったのかもしれません。能力がある馬なので、またこれからも期待しています」

12着 ダービーフィズ(C.デムーロ騎手)
「ゲートにモタれる形になって、スタートが少し遅れました。終いを生かす競馬をしようと思いましたけど、直線でそれほど伸びませんでした。展開が向かなかったこともありますけど…」

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ヒラボクディープ
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父:ディープインパクト
母:キャットアリ
母父:Storm Cat
通算成績:5戦3勝



写真:武田明彦

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