2013年6月6日(木)、園田競馬場で行われたDW2013 第14回 兵庫ダービー(ディープブリランテ賞)(3歳 定量 1着賞金：600万円 ダート1870m)は、坂本和也騎手騎乗の1番人気・ユメノアトサキ(牝3、兵庫・新子雅厩舎)が逃げ切り勝ち。勝ちタイムは2.03.6(良)。

2着には2馬身差で3番人気・モズオーロラ(牡3、兵庫・田中範厩舎)、3着には7番人気・オレタチセッカチ(牡3、兵庫・田中範厩舎)が入っている。

好スタートのユメノアトサキはこれまで通りに逃げをうつも、3コーナーではモズオーロラが仕掛け、2頭の一騎打ちの様相に。しかし、地力をみせたユメノアトサキが、直線ではライバルを突き放し、当地の重賞3連勝を決めた。

勝ったユメノアトサキは、父サウスヴィグラス、母ボヤージ、母父クロフネという血統。門別からの転入馬だったが、移籍後も順調に勝ち星を積み重ねると、ここ2戦も牡馬相手の菊水賞、牝馬同士ののじぎく賞を制し、これで変則3冠達成。昨年に続き、牝馬の優勝となった。
馬主は市川智氏、生産者は新冠のハクツ牧場。坂本和也騎手、新子雅司調教師ともに兵庫ダービーは初優勝。

【坂本和也騎手のコメント】
｢兵庫の3歳ナンバーワンが証明できて嬉しいです。応援してくださったファンの皆さんに気持ちが伝わればと思いウイニングランをしました。前回はあまり良いスタートではなかったのですが、今回はこの馬の持ち味であるスタートダッシュも決まりました。一番人気で他馬からのプレッシャーも想定されましたが、それは覚悟の上でしたので前向きに考えました。何が2番手に付けるかでレースも変わったと思いますが、この馬のことを信じるだけでしたね。直線で馬に余裕はあったのですが、人間の方が慌てました。この馬にダービーを勝たせてもらえて嬉しいです。厩舎スタッフの皆さんや、ファンの皆さん、家族のみんなにももちろん感謝していますが、これだけは言わせて下さい。今日、4コーナーで応援してくれていた、元ジョッキーでもあるお父さんに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます｣

ユメノアトサキ
(牝3、兵庫・新子雅厩舎)
父：サウスヴィグラス
母：ボヤージ
母父：クロフネ
地方通算成績：17戦7勝





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