【宝塚記念】武豊は慎重ムード｢相手関係と馬場状態が…｣

【秋華賞 2024】桜花賞馬とオークス馬に割って入る可能性アリ！能力上位なのに馬券妙味十分の1頭

提供：アナタの知らない騎手の世界

トピックス

23日(日)に行われる宝塚記念(G1)に出走予定のトーセンラーに騎乗する武豊騎手の一問一答は以下の通り(19日、最終追い切り後)。

＜関連リンク＞

最終追い切り後の藤原英調教師のコメントはコチラ⇒


－：武豊騎手におこしいただきました。おはようございます。宝塚記念を前にしてのトーセンラーの追い切り、今朝はどういう内容だったでしょうか？

武豊騎手：6FをCWコースで併せ馬だったのですが、ラストはしっかり追って、終いを伸ばしました。

－：2馬身ぐらい追走して、最後は遅れた形でした。

武豊：意外に併走馬もしっかり走っていたので遅れてしまいましたね。でも、状態はいいと思いますよ。しっかりした動きはしていますからね。最終追い切りとして、いい調教ができたと思います。

－：先週も武豊騎手が騎乗して、自己ベストタイムが出たとのことですが、先週と比較していかがですか？

武豊：先週にしっかり乗ったこともあって、今週はコンディションとしても良かったと思います。

－：宝塚記念へ向けて、万全の態勢が整っていると見てよろしいですか？

武豊：今日は本当にいい状態だと思います。

－：前走の天皇賞を振り返っていただきたいのですが、いい競馬をしましたよね。3～4コーナーにかけて勝ち馬を追いかける内容で。

武豊：本当にいいレースをしましたよね。スタートも良くて、枠順も良かったですからね。道中もいいポジションで流れに乗れました。4角では“勝てるかな”と一瞬思ったんですよね。最後は少し突き放されてしまいましたが、2着でも内容は良かったと思いますね。あのメンバー、天皇賞であれだけやれたように良い内容でした。

－：その時と比べての状態はどうですか？

武豊：天皇賞の時も良かったんですけれど、今回もいいですよ。今年に入って、3走目になりますが、ようやく充実してきたのでしょうね。

－：高い状態で安定しているということですね。

武豊：そうだと思います。

－：この馬はデビュー当時に騎乗されていました。どんなところが変わりましたか？

武豊：当時と比べると、全体的に力強くなっていますし、精神的にも落ち着きがありますし、いい形で成長したと思います。

－：前々走の京都記念で騎乗されて、良くなっている感触を得られましたか？

武豊：もともと素質は凄く高い馬で、乗り味も凄く良い馬ですから。“いつか、大きいレースで(やれる馬)”とは当時から思っていました。前回はそれに近づけましたね。

－：今回は前走の3200mから、距離が2200m。京都記念と同じ距離になります。この馬にとって、距離はどうなるでしょうか？

武豊：距離はちょうどいいと思います。ただ、相手は強いですし、他の有力馬も距離が合うはずです。

－：やはり、今回で気になるのは相手関係ということですか？

武豊：相手関係と馬場状態ですね。おそらく道悪は上手じゃないと思うので。良馬場を願っていますが、この時期ですので心配ですね。

－：キレ味勝負の馬ですから道悪は心配ですか？

武豊：そうですね……。

－：先週、“オルフェーヴルが回避”という残念なニュースがありました。

武豊：驚きましたね。盛り上がっていた矢先ですし、競馬人の一人としては残念なニュースではあります。ただ、最強馬がいなくなりましたが、他の馬は関係なく、自分の馬に集中していきたいです。

－：それにしても、やっぱり、豪華なメンバーですよね。オルフェーヴルがいなくなりましたが、｢3強｣と呼ばれる3頭は強いですよね。

武豊：本当に強いですから、胸を借りるつもりです。

－：そこをなんとか“ユタカマジック”で一発を。

武豊：いや～、どうですかねえ(苦笑)。馬のほうも調子はいいですし、出るからにはチャンスがあると思います。全く敵わないとも思っていませんからね。

－：宝塚記念というレースのイメージそのものはいかがですか？

武豊：上半期のグランプリで、強い馬が強いレースを過去にしてきていますから、すべてが上手く行かないと、いい結果はでないでしょうね。

－：お客さんにたくさん来てもらうためにも、いい天気でやりたいですね。

武豊：そうですね。いい天気、いい馬場状態で、いいレースをしたいです。

－：沢山の方が武豊騎手とトーセンラーを応援してくれます。最後にメッセージをお願いいたします。

武豊：強いメンバーですけれど、トーセンラー自身、いい状態で出られそうなので、タイトルを獲らせてあげたいと思います。

内が武豊騎手騎乗のトーセンラー