【2回函館】ウインボナンザ…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【2回函館】ウインボナンザ

ウインボナンザ
(牡2、栗東・宮厩舎)
父:コンデュイット
母:コスモフォーチュン
母父:マイネルラヴ

ブリーダーズCターフ(2回)、英セントレジャー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したコンデュイットのファーストクロップ。重厚な血脈であり、晩成タイプが多いと思われるものの、ジャパンCを4着し、高速ターフへの適性も示した。

母コスモフォーチュン(その父マイネルラヴ、5勝)は早くから活躍し、小倉2歳Sを3着。4歳になって北九州記念を制した。宮徹厩舎ゆかりのファミリーであり、母の半妹がマーメイドSなど6勝したコスモプラチナ。同馬の半姉には現2勝のマイネボヌールがいる。ウインレーシングクラブに総額3000万円でラインナップされた。

コスモヴューファームで順調に乗り込まれたうえ、6月6日、函館競馬場に入厩。13日のゲート試験をクリアした。予定どおりに時計をマーク。短期間で出走態勢が整った。
「心身ともに幼さを残すが、先々は走ってくるはずの素材。いきなりやれても不思議はない」(宮調教師)

7月7日(日)、函館の芝1800mでデビューする。鞍上は松岡正海騎手


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。