【3回中京】ロードストーム…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【3回中京】ロードストーム

ロードストーム
(牡2、栗東・安田厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:レディブラッサム
母父:Storm Cat

サンデーサイレンスの優秀な後継であり、レッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)、ヒルノダムール(天皇賞・春)、グレープブランデー(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)など、様々なカテゴリーに一流馬を送っているマンハッタンカフェの産駒。2009年にはリーディングサイアーにも輝いた。

祖母のサラトガデューがG1のベルデイムSやガゼルHの覇者であり、アメリカで最優秀3歳牝馬に輝いた名牝。母レディブラッサム(その父ストームキャット)は5勝をマークした。同馬の半兄にロードバリオス(6勝)、ロードカナロア(スプリンターズS、香港スプリント、高松宮記念、安田記念など現11勝)、ロードガルーダ(現3勝)らがいる。ロードサラブレッドオーナーズにて総額5250万円で募集された。

ケイアイファームでの育成は順調に進行。5月18日、栗東に入厩した。6月7日、ゲート試験をパス。丁寧に心身のコンディションを整えながら、ペースアップが図られる。当初は若さが目立ったものの、ひと追いごとに集中力を増してきた。先週の坂路では51秒5、ラスト12秒6。非凡なスピードを示した。

7月14日(日)、中京の芝1400mにスタンバイ。浜中俊騎手が手綱を取る。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。