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平林雅芳の目
2009/6/24(水)
日曜阪神10R
マーメイドS(GⅢ)
芝2000m
勝ちタイム2.00.2
勝ち馬:コスモプラチナ(牝6、栗東・宮厩舎)
■コスモプラチナが逃げ切って重賞を初勝利!
強い日差しを浴びて周回する乙女達。
阪神競馬場のパドック上空から照りつける太陽は、もう真夏のものだった。
キビキビと動きも良く、丸みのある馬体で毛艶がもの凄く良く見えたのが、ニシノブルームーン。
なるほど、最近の3連勝が納得できる具合の良さだ。
ベッラレイアもリトルアマポーラも、言っては悪いが全然目立たず、そしていつもなら気合面だけは元気一杯なザレマも、今日はそんな気配もなかった。
何度も目の前を通るたびに『いいな~』と思うのは、ニシノブルームーンばかりだと思えたパドックであった。
スタート良く出て行ったのが、武豊Jのレッドアゲート。
そのままに先手を取ってレースを造るかと思いきや、レッドアゲートの内から追いついたコスモプラチナが先手を主張。
1コーナー手前では、コスモプラチナが押して押して先手を奪った。
ここらがこのレースで一番速いラップを刻んだところだろう。
2コーナーでは、やや後ろを離し気味の先行で、悠々と先頭。
3、4馬身離れてレッドアゲート。
そこからまた少し離れてニシノブルームーン、マイネレーツェルやウェディングフジコ。
そしてベッラレイアといった馬が集中していた。
後方にはリトルアマポーラ。枠順的に仕方ない処か。
ザレマは、今日は思ったほど前で競馬が出来ていなかった。
3角を過ぎても、先頭コスモプラチナ、離れてレッドアゲートの隊列はまったく変わらなかった。
後続もニシノブルームーン、ベッラレイアと、殆ど位置関係は変わらなかった。
リトルアマポーラは中団の外目で、ペースは平均ペースで淡々と流れていった。
4角になっても、逃げるコスモプラチナのペースは衰えず、そのまま先頭で廻って直線へと入ってきた。
2番手レッドアゲートも、まだ手応えは残っていた。
だが、3番手ニシノブルームーンもかなり余裕残しの手応えで最後のカーブを廻った。
後続からは、ベッラレイアが馬体を外へと少し進路を替えて追い出し始め、さらに後方から、リトルアマポーラが追い出す態勢に入った。
しかし依然として、先頭のコスモプラチナの脚色は衰えなかった。
そのまま危なげない着差で、ゴールへと向けてラストスパートに入った。
インを3番手で廻ったニシノブルームーンも、内で我慢していただけに脚色も手応えも十分、前で頑張るレッドアゲートを抜き去る時間が少々かかった分だけ、前を追う態勢に遅れが出ていた感じだ。
リトルアマポーラも直線よく追い込んではきたが、3着がやっと。
ベッラレイアが、粘るレッドアゲートをゴール寸前に交わして4着。
開幕週で先行馬有利で、内ラチ沿いを進む馬が上位を占めた、いつものレース結果であった。
逃げた先頭が勝ち、2番手が5着。3番手が2着といった内容。
レースのポイントは、ゲートを出てから最初のコーナーに入るまでか。
もし、レッドアゲートが先手を主張したら、どうなっていたのだろうか?
好発から枠なりで出て行き、少し内を開けて行ったところに、最内の①枠からこれまた真っ直ぐに行って先頭を主張したコスモプラチナ。
1コーナーを最内で先頭に立って行けたのが、大きなポイントだっただろう。
あそこで少しやりとりがあったとしたら、違った結果の可能性もあったのかも。
何せ前が止まらない馬場で、先行馬が自分のペースで自分の競馬ができたのが、この結果に結び付いたことは明白だから。
ハンデ戦で背負っている実力馬が、まったく動けなかった。
ずーっと逃げて競馬してきたコスモプラチナが、その特色をよく出し切った競馬で、和田Jも今年の初重賞制覇となった。
惜しかったのはパドックから好気配を示していた2着ニシノブルームーン。
直線までに相手は前にいる馬だと気が付いて、もう少し早めに動けていれば、もっと際どい競馬になったのかもと惜しまれるぐらいの競馬であった。
ハンデ戦のわりには意外と淡白な競馬であったし、毎年このレースが荒れるのは、主力馬が実に頼りないからなんだと感じたのでありました・・・・・・。
マーメイドS(GⅢ)
芝2000m
勝ちタイム2.00.2
勝ち馬:コスモプラチナ(牝6、栗東・宮厩舎)
■コスモプラチナが逃げ切って重賞を初勝利!
強い日差しを浴びて周回する乙女達。
阪神競馬場のパドック上空から照りつける太陽は、もう真夏のものだった。
キビキビと動きも良く、丸みのある馬体で毛艶がもの凄く良く見えたのが、ニシノブルームーン。
なるほど、最近の3連勝が納得できる具合の良さだ。
ベッラレイアもリトルアマポーラも、言っては悪いが全然目立たず、そしていつもなら気合面だけは元気一杯なザレマも、今日はそんな気配もなかった。
何度も目の前を通るたびに『いいな~』と思うのは、ニシノブルームーンばかりだと思えたパドックであった。
スタート良く出て行ったのが、武豊Jのレッドアゲート。
そのままに先手を取ってレースを造るかと思いきや、レッドアゲートの内から追いついたコスモプラチナが先手を主張。
1コーナー手前では、コスモプラチナが押して押して先手を奪った。
ここらがこのレースで一番速いラップを刻んだところだろう。
2コーナーでは、やや後ろを離し気味の先行で、悠々と先頭。
3、4馬身離れてレッドアゲート。
そこからまた少し離れてニシノブルームーン、マイネレーツェルやウェディングフジコ。
そしてベッラレイアといった馬が集中していた。
後方にはリトルアマポーラ。枠順的に仕方ない処か。
ザレマは、今日は思ったほど前で競馬が出来ていなかった。
3角を過ぎても、先頭コスモプラチナ、離れてレッドアゲートの隊列はまったく変わらなかった。
後続もニシノブルームーン、ベッラレイアと、殆ど位置関係は変わらなかった。
リトルアマポーラは中団の外目で、ペースは平均ペースで淡々と流れていった。
4角になっても、逃げるコスモプラチナのペースは衰えず、そのまま先頭で廻って直線へと入ってきた。
2番手レッドアゲートも、まだ手応えは残っていた。
だが、3番手ニシノブルームーンもかなり余裕残しの手応えで最後のカーブを廻った。
後続からは、ベッラレイアが馬体を外へと少し進路を替えて追い出し始め、さらに後方から、リトルアマポーラが追い出す態勢に入った。
しかし依然として、先頭のコスモプラチナの脚色は衰えなかった。
そのまま危なげない着差で、ゴールへと向けてラストスパートに入った。
インを3番手で廻ったニシノブルームーンも、内で我慢していただけに脚色も手応えも十分、前で頑張るレッドアゲートを抜き去る時間が少々かかった分だけ、前を追う態勢に遅れが出ていた感じだ。
リトルアマポーラも直線よく追い込んではきたが、3着がやっと。
ベッラレイアが、粘るレッドアゲートをゴール寸前に交わして4着。
開幕週で先行馬有利で、内ラチ沿いを進む馬が上位を占めた、いつものレース結果であった。
逃げた先頭が勝ち、2番手が5着。3番手が2着といった内容。
レースのポイントは、ゲートを出てから最初のコーナーに入るまでか。
もし、レッドアゲートが先手を主張したら、どうなっていたのだろうか?
好発から枠なりで出て行き、少し内を開けて行ったところに、最内の①枠からこれまた真っ直ぐに行って先頭を主張したコスモプラチナ。
1コーナーを最内で先頭に立って行けたのが、大きなポイントだっただろう。
あそこで少しやりとりがあったとしたら、違った結果の可能性もあったのかも。
何せ前が止まらない馬場で、先行馬が自分のペースで自分の競馬ができたのが、この結果に結び付いたことは明白だから。
ハンデ戦で背負っている実力馬が、まったく動けなかった。
ずーっと逃げて競馬してきたコスモプラチナが、その特色をよく出し切った競馬で、和田Jも今年の初重賞制覇となった。
惜しかったのはパドックから好気配を示していた2着ニシノブルームーン。
直線までに相手は前にいる馬だと気が付いて、もう少し早めに動けていれば、もっと際どい競馬になったのかもと惜しまれるぐらいの競馬であった。
ハンデ戦のわりには意外と淡白な競馬であったし、毎年このレースが荒れるのは、主力馬が実に頼りないからなんだと感じたのでありました・・・・・・。
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