古馬次走報

トピックス

●交流重賞・サマーチャンピオン(佐賀)は昨年に続いてヴァンクルタテヤマが1分25秒2のレコードで快勝した。

同馬を管理する武田師は、
「環境が変わると喰いが細くなるので早めに小倉へ滞在。
それでも体は9キロ減っていたからね。地力が違ったということだね」と能力の高さを強調。

今後については、
「夏の暑い時期に使ったから馬の状態を見てから決めたい」とのこと。


また同厩舎でダービー3着・アントニオバローズが19日に放牧先である大山ヒルズから戻ってくる。
「向こう(牧場)でもソコソコの時計を出しているみたいだし、順調に来ていると聞いている。
一応は神戸新聞杯(9月27日・阪神)で復帰の予定」と同師。


●北九州記念は8番人気の伏兵・サンダルフォンが混戦を制した。
行き脚が付いたことでいつもの位置取りよりも、やや前目の中団で待機。道中もロスなく運べたぶんキッチリと弾けた。

「荒れ馬場が良かったね。でもどこかで重賞は勝てると思っていたから」
松永幹師は元々素質・能力は高く評価していた馬。
サマースプリントシリーズVを狙うため次走はセントウルS(9月13日・阪神)へ向かう。

なお同レース2着・レディルージュ、3着・カノヤザクラ、7着・クールシャローン、9着・マルカフェニックスも同レースを参戦予定。


●フェニックス賞で差し切り勝ちを収めたカレンナホホエミ
それと同時に管理する橋口調教師がJRA通算800勝をマークした。
「前半は勝ったと思ったら2着が多かった。降着もあったしね」と師は苦笑いしながら前半を振り返る。

カレンナホホエミについては、
「勝ったのは予定通り。小倉2歳S?それは使わないよ。
走るのは間違いないので桜花賞を勝つためのローテーションを組んでいく」と力強いコメント。
この後は短期放牧を挟んで次走を検討する見通し。


ヴァンクルタテヤマ
(牡7、栗東・武田厩舎)
父:フォーティナイナー
母:フラワータテヤマ
母父:ブライアンズタイム
近親:ギャロップダイナ
通算成績:23戦8勝
重賞勝利:
09年北海道スプリントC(G3)
08年サマーチャンピオン(G3)
08年プロキオンステークス(G3)


アントニオバローズ
(牡3、栗東・武田厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:リトルアロー
母父:Kingmambo
近親:ノーザンダンサー
通算成績:6戦2勝
重賞勝利:
09年日刊スポシンザン記念(G3)


サンダルフォン
(牡6、栗東・松永幹厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:コウユーラヴ
母父:ジェイドロバリー
半弟:ダイシングロウ
通算成績:31戦6勝
重賞勝利:
09年TV西日本北九州記念(G3)


カレンナホホエミ
(牝2、栗東・橋口厩舎)
父:タイキシャトル
:テンシノキセキ
母父:フジキセキ
通算成績:2戦2勝