ジャスタウェイに届け!アドマイヤランディが若葉Sへ

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3.29ドバイ決戦へ向けて、ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)が21日(金)に日本を発った。
その動向に目が離せないところではあるが、そのジャスタウェイを担当する須貝尚介厩舎・榎本優也調教助手が手掛ける、もう一頭の担当馬アドマイヤランディ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)が、22日(土)の皐月賞トライアル・若葉ステークスに挑む。

アドマイヤランディが初陣を迎えたのは1月6日の京都芝2000mの新馬戦。セレクトセールで5145万円の高額で購入された評判もあいまって、単勝4.4倍の2番人気の支持を受けるも、レースでは終始後手を踏む形。毎年特有のインが絶対的有利な年明けの京都の馬場に苦しめられ、見せ場がなく8着に敗退した。「新馬戦は出遅れてしまって、本当に競馬になっていませんでしたね」。そう榎本助手も振り返ったが、太め残りも堪えた模様。参考外の結果といえるレースだった。

そこから約2ヶ月。間隔は開いたが、ソエが治まるのを待って、稽古を積んで未勝利戦(阪神ダート1800m)に挑むと、ダート適性は半信半疑と見られていた中で2馬身半差の快勝。潜在能力をみせつけた。「シッカリと走ればあれくらいはできる子だなと思います。ダートで勝ったんですけど、別に芝が向いていないという訳ではないと思います」と改めて能力を再確認した様子。

中一週で駒を進める今回。G1好走歴のあるウインフルブルームなど、メンバーは強化される。「時計勝負に対応できるかは課題ですが、スタートを決めて前々で競馬ができれば。乗っているとトモが頼りない感じがするんですけど、動かすと動くというか、パワーがあるんでしょうね」と、榎本助手は先行策を示唆。直線に坂があって、内回りコースからもパワータイプのアドマイヤランディに条件はピッタリといえるだろう。

ゴールドシップ、レッドリヴェールらステイゴールド産駒の育成はお手の物といえる須貝尚介厩舎の素質馬が、一気にクラシック路線を駆け上がるか。海の向こうで大舞台に挑もうとしている相棒に吉報を届けるべく、アドマイヤランディが皐月賞TRに挑む。

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【オリジナルインタビュー】
:ドバイ出国直前、ジャスタウェイについての榎本助手独占インタビュー