スマートレイアー 五分のスタートも8着「出遅れた方が……」

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●14年5月18日(日) 2回東京8日目11R 第9回 ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)

阪神牝馬Sを怒涛の追い込みで快勝し、G1馬を相手に1番人気の支持を集めたスマートレイアー(牝4、栗東・大久龍厩舎)だったが、結果は8着に終わった。

前哨戦で見せた大出遅れから一転、五分のスタートを切ることに成功。中団からレースを進めて迎えた直線は、前が塞がる場面があったものの、進路が開けてからも伸びは見られず、そのまま雪崩れ込む形でのゴールとなった。

武豊騎手は開口一番「弾けなかったね」とため息。

これまでのキャリアで最も低い着順に終わり、「時々こんなことがある馬。最後も脚があったら抜けられていた。前走の感じがなかったよ」と首を傾げ、先行策から6着に敗れた愛知杯も踏まえてか、最後は「出遅れた方がいいのかなあ……」と苦笑いでコメントを締めくくった。

陣営が不安材料として挙げていた輸送を経て、今回の馬体重は前走から6キロ減の458キロ。こちらもキャリアの中で最低の数字となった。今後の飛躍に向けて、心身共に更なる成長が求められそうだ。