トピックスTopics
マイネルラクリマ重賞V3!光ったテン乗り鞍上の手綱捌き
2014/9/28(日)
●9月28日(日) 3回新潟6日目 第60回 オールカマー(G2)(芝2200m)「こんな時は勢いがモノをいう」
フルゲート18頭で行われ、先頭から最下位までが1秒差という、まるでハンデ戦かのような大激戦を制したのは絶好調・戸崎圭太騎手騎乗の2番人気マイネルラクリマだった。
春の香港遠征(チャンピオンズマイル)では10着と世界の壁にぶち当たったが、その後のエプソムCでアタマ差の2着。続く七夕賞でも0秒4差の3着と国内のG3では力のあるところを見せていたマイネルラクリマ。前走後は予定通り北海道でリフレッシュされ、上原博之調教師も「良い状態で出走できる」と自信を持って送り出し、レースは番手追走から直線渋太く脚を伸ばしての押し切り勝ち。
トップハンデだった前走の七夕賞から斤量が2キロ減ったのももちろん大きかったが、大混戦だからこそ、馬の能力をしっかりと引き出した鞍上の手綱捌きが一際輝いて見えた。

「終始、リズム良く運べました。馬場が荒れていても上手に走っていましたよ。早めに先頭へ立っても不安はなかった。強い競馬ができたと思います」と初コンビを組んだ戸崎圭太騎手もひと仕事を終えてニッコリ。
「馬の調子も良く、いいタイミングで乗せてもらった結果です」と謙遜するが、リーディング争いを独走する絶好調ジョッキーの絶妙なポジショニングは舌を巻くばかりだ。
馬にとっても重賞3勝目はひとつ殻を突き破る初のG2勝利。「今後もいいパフォーマンスを見せてくれるでしょうね」というリーディングジョッキーの言葉は陣営にとっても非常に心強いもの。2200mを正攻法の競馬で押し切ったことで選択肢も大きく広がった。
意外にも古馬になってG1を走ったのは春の香港遠征のみ。国内では3歳時のNHKマイルCから走っていない。G2の勲章を得て、秋の大舞台では主役を食う一発を期待したい。

関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/7/20(日) 【小倉記念】良血馬が飛び級勝利!イングランドアイズが重賞初制覇!
- 2025/7/20(日) 【函館2歳S】道営出身馬が地元で快挙!エイシンディードが世代初のJRA重賞制覇!
- 2025/7/20(日) 【小倉記念】強い強いぞ4歳世代!夏の小倉で覚醒する「もう1頭の4歳馬」
- 2025/7/19(土) 【小倉記念】馬場バイアス炸裂!競馬の常識を覆す「外枠の追い込み馬」が狙える理由
- 2025/7/18(金) 今年も夏の福島リーディングへ!最終週に臨む【戸崎圭太コラム】
- 2025/7/18(金) 光のような球と突き刺すようなスロー!始球式で炸裂した魔球・まなみボール!【永島まなみ騎手コラム】
- 2025/7/18(金) 【小倉記念】はるばる来たぜ小倉へ!過去データが証明「勝負遠征」で挑む激アツホース
- 2025/7/17(木) 七夕賞を勝つことができました【柴田大知コラム】