土曜日の東京で牝馬2頭がデビュー勝ち!

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●11/28(土)の東京競馬第5レースの新馬戦で、柴田善臣騎手騎乗のメトロポリタンが芝1400mを1.22.8のタイムで駆け、デビュー初戦を白星で飾った。

「稽古で乗って気が良いのは分かっていた。中身も出来ていた」と柴田騎手が語るように、気性の前向きさを感じさせる積極的なレース展開で押し切った。

同馬を管理する小島茂之調教師は「現時点では難しいところのある馬です。ありあまる気持ちとスピードがありますが、まだ体がしっかりしていない面もあります。距離はもちそうな雰囲気がありますが、今は1400メートルくらいが精一杯かもしれません。時間はかかるかもしれませんが、馬が悪い方向へ行かないように大事に育てて行きたいですね」とコメント。

クィーンスプマンテでエリザベス女王杯を制し、勢いに乗る厩舎から誕生したスター候補生の今後に注目したい。

●同日、東京競馬第6レースの新馬戦では、吉田豊騎手騎乗のメジロオードリーが芝1600mを1.36.1のタイムで快勝した。

メジロオードリーの母は、1997年のオークスをはじめ、G1を5勝した名牝メジロドーベル。

その母の全レースで手綱を取った吉田豊騎手は「稽古でも小柄な牝馬らしい素軽い動きでしたね。スタートだけは遅れないように気をつけました。追い切りでそれほど追った事がなかったので半信半疑の面もありましたが、追ってから良い反応を見せてくれました。母に似た瞬発力がありますね」と満足気な表情を浮かべた。
距離延長に関しては「折り合いがつけば大丈夫だと思います。今は気性も悪いところはないですが、折り合いが大変な血統なので気をつけていきたいですね」と見通しを語った。
管理調教師の大久保洋吉師は「ジョッキーとも、カン性が強いから瞬発力がありそうだと話していた。最後は、間に合うかな?と思ったけど残り50メートルでの伸びが凄かった。これは母譲りかな。華奢な点は物足りないが、目つきや顔つきが親に似ているね。体の成長も含めてしっかり育てていきたい」とコメント。

ジョッキー、調教師が揃って「(ドーベル産駒で)初めて新馬を勝てた」とコメントしたように、この血統に対する思い入れは深い様子。

こちらも今後の動向から目が離せない一頭となりそうだ。