平地・障害で重賞Vのケイアイドウソジンが種牡馬入り

2012年のダイヤモンドSと2014年の阪神スプリングJを勝ったケイアイドウソジン(牡9、美浦・田村厩舎)が、3月21日(土)付けで競走馬登録を抹消された。

2008年11月にデビューして2戦目に初勝利。平地・障害を含む全46戦で2着が1度もなかったクセ馬で、好走が続かない馬だったが、4歳秋にオープン入りを果たすと、暮れのディセンバーS、翌年春のメトロポリタンSで2つのオープン特別を勝つまでに成長した。
その後、5戦連続して2ケタ着順の大敗を喫したが、単勝オッズ190.0倍、16頭立ての15番人気で臨んだダイヤモンドSをまんまと逃げ切って重賞初制覇。再び不振に陥り、7歳の秋に障害へ転向。すると平地力を生かして未勝利、オープンを連勝。重賞の阪神スプリングJも3馬身半差で快勝して平地、障害のW重賞制覇を成し遂げた。しかし、続く京都ハイジャンプで落馬、競走中止となると、連勝時の行きっぷりが消え、復帰後の3戦は見せ場なく完敗。先週の阪神スプリングJ11着が最後のレースとなった。今後は北海道沙流郡のクイーンズ・ランチにて種牡馬となる予定。個性派の登場が期待される。

馬主は亀田 和弘氏、生産者は新冠の村田牧場。馬名の意味由来は「冠名+道祖神」。JRA通算獲得賞金額は2億3503万3000円(付加賞含む)。

ケイアイドウソジン
(牡9、美浦・田村厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ブリーダーズフライト
母父:Cutlass
通算成績:46戦11勝(うち障害7戦3勝)
重賞勝利:
14年阪神スプリングJ(G2)
12年ダイヤモンドS(G3)

ケイアイドウソジン

▲2012年のダイヤモンドSで平地重賞初制覇!


ケイアイドウソジン

▲2014年の阪神スプリングJで平地&障害での重賞ウィナーに