昨年の高松宮記念を制したビッグアーサーが引退 種牡馬入り

ビッグアーサー

圧倒的なスピードで高松宮記念を勝利

昨年の高松宮記念を制したビッグアーサー(牡6、栗東・藤岡健厩舎)が6日付で競走馬登録を抹消。種牡馬入りすることになった。

ビッグアーサーは14年4月にデビューして初戦を快勝。外傷などで10カ月の休養を余儀なくされるが、翌年2月の小倉で復帰戦を飾ると、そのまま連勝を伸ばして無傷のままオープン入り。重賞初挑戦となった北九州記念で2着に敗れ、連勝は5でストップするも、オパールSでオープン初勝利を挙げ、京阪杯2着、阪神C3着など重賞でも堅実な走りを見せ、迎えた5歳春の高松宮記念をレコードで勝利。重賞初勝利をG1の晴れ舞台で飾った。

その後は秋初戦のセントウルSで重賞2連勝を果たしたが、スプリントG1春秋連覇を狙ったスプリンターズSは直線で行き場をなくして12着と大敗。暮れの香港スプリントも10着と敗れ、今年の春は連覇を狙った高松宮記念を筋挫傷で回避。秋もセントウルSを目標にしながら爪の不安で回避し、先週のスプリンターズSで復帰を果たしたが6着と敗退。これがラストランとなった。

今後は北海道日高郡新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定で、サクラバクシンオーの後継種牡馬として大きな期待がかかる。通算成績は15戦8勝(海外1戦0勝)、獲得賞金は2億9981万1000円。馬主は中辻明氏、生産者は浦河町のバンブー牧場。馬名の意味由来は「大きな+人名より」。

  • ビッグアーサー
  • (牡6、栗東・藤岡健厩舎)
  • 父:サクラバクシンオー
  • 母:シヤボナ
  • 母父:Kingmambo
  • 通算成績:15戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 16年高松宮記念(G1)
  • 16年セントウルS(G2)

ビッグアーサー

重賞2連勝となった昨年のセントウルSが最後の勝利となった