【香港マイル】亡きオーナーに捧ぐ勝利!アドマイヤマーズが海外G1制覇!

香港

12月8日(日)、シャティン競馬場7Rで行われた香港マイル(G1)(芝1600m)は、スミヨン騎手騎乗の5番人気・アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が優勝。

2着に4番人気・ワイクク(セ4、香港・サイズ厩舎)、3着には1番人気・ビューティージェネレーショント(セ5、香港・ムーア厩舎)が続いた。なお、ノームコアは4着、ペルシアンナイトは5着、インディチャンプは7着に敗れた。

勝ったアドマイヤマーズは父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ、母の父Mediceanという血統。

昨年4連勝で朝日杯FSを制覇。3歳になった今年、NHKマイルCも制覇し3歳マイル王に。前走富士Sでは人気を裏切ったが、日本の3歳マイル王が香港のマイル界をも制圧し、3つ目のマイルG1タイトルを手に入れた。また、先月この世を去った故・近藤利一オーナーに捧ぐ海外G1制覇となった。

●アドマイヤマーズ(友道調教師)
「一言、嬉しいです。スーツとネクタイは今日の観戦のために(故・近藤利一)オーナーが新調していたスーツを着て、一緒にレースを見ている思いで観戦させてもらいました。

馬は栗東にいる頃よりも落ち着いているほどで、鼻革や舌縛りも外しましたし、メンコも装鞍所で外しました。少頭数なので前目の位置にいないといけないと思いましたし、ジョッキーも各馬の特徴を把握してくれていて、思っていた通りの騎乗をしてくれました。

オーナーは亡くなる直前までも今日のレースのことを気にかけていましたし、オーナーは香港で勝たれていなかったですし、日本に帰っていい報告ができると思います。3歳で香港マイルを勝つのは初めてと聞きますし、来年以降もまだまだ良くなる馬だと思います」

●ペルシアンナイト(池江調教師)
「装鞍所からは落ち着いていましたね。スタートが出ないのはいつものこと。外を伸び伸び走らせた方が切れ味がでますが、ポジションは思うようにならないですからね。ファンの期待を裏切って申し訳ないですが、勝ち馬が日本馬だったことは救いです」

●インディチャンプ(音無調教師)
「装鞍所は落ち着いていて、向こうにいる時よりゆったりしていたほど。ゲートに入ると、緊張感が高まったのか、スタートは良くなかったです。道中は最後方の内で行き場がなかったですね。瞬発力を活かしたかったですが、発揮させられるところがなかったです。これでめげずに今後も海外挑戦したいです」

●ノームコア(ルメール騎手)
「スローでしたが、いいポジションをとれましたし、とてもハイレベルなレースでした。馬は頑張って、ベストを尽くしてくれました」