【チャンピオンズC】世代交代の予感たっぷり!逆襲の可能性を秘めた穴の1頭

能力十分の3歳王者ノットゥルノ

能力十分の3歳王者ノットゥルノ


人気落ちの瞬間を狙え!

人気落ちの瞬間を狙え!元JRA騎手で解説者も務めた谷中公一さんが「前走不完全燃焼で負けた馬」を中心にチョイス。チャンピオンズカップ(G1、中京ダ1800m)で巻き返しが期待できる1頭を紹介します!

【連軸候補リベンジャー】 クラウンプライド(前走JBCクラシック 2番人気2着)

もし僕が今回クラウンプライドの騎乗依頼を受けていたら、とにかくテーオーケインズをどうやって負かそうかという対策を考える。前走はテーオーケインズより前に行って交わされたから今度は後ろから相手を見ながら運ぼうか、今度も前で競馬をしてスパートのタイミングを工夫しようか、などなど様々なパターンを想像してはその難しさに頭を抱えることになりそう(笑)。

クラウンプライドは3歳でまだまだ成長しているだろうし、これまでの実績からここでも上位の能力を持っているのは明らか。乗り方ひとつでチャンスはあるだけに、ここはジョッキーの腕の見せどころだ。福永騎手がどういう騎乗で逆転を狙ってくるのか注目したいね。

【穴候補リベンジャー】 ノットゥルノ(前走日本テレビ盃 4番人気7着)

ジャパンダートダービーを勝って現3歳世代の頂点に立った馬。陣営のコメントからも、前走は状態が万全ではなかったようだ。今回は追い切りの動きも良く仕上がりが違う感じで、本来の姿を見せてくれるはずと期待している。

チャンピオンズCは古馬が優勢だけど、クリソベリルやルヴァンスレーヴと3歳馬が優勝したケースもある。この馬は武豊騎手がダート転向を進言したそうだ。騎乗技術だけでなく、馬を見抜く目も超一流だからね。

(元JRA騎手)