【チャレンジC】本格化の兆しあり!勢いに乗るエピファニーが重賞初制覇を目指す

前走のケフェウスSを勝って勢いに乗るエピファニー

前走のケフェウスSを勝って勢いに乗るエピファニー


チャレンジC
エピファニー
宮田敬介調教師

——前走のケフェウスステークスで初のオープン勝ちをあげました。レース内容を振り返ってください。

宮田調教師(以下、宮):まだまだ暑い時期のレースでしたし体調を心配していましたが、幸い夏バテせず馬体もピカピカしていましたし、レース2週前に栗東へ移動してからも順調で非常に良い状態でレースに臨めました。2000以上で結果が出ていなかった点と最内枠でスローペースになったときにどうかという点が不安でしたが、ペースが流れてくれたので良かったです。

いつもより後ろの位置からだったのでどうかと思いながら見ていましたが、2000という舞台でこれまでの好位から押し切る勝ちパターンと違う差し切り勝ちを決めてくれましたし、今後に向けて収穫の大きい内容の勝ち方だったと思います。

——今回チャレンジカップを選択した意図は。

宮:勝った前走と同じコースの重賞に挑戦出来る、ということが大きいですね。ここで良い結果を出せれば、来春の大阪杯も視野に入れることが出来ますし楽しみです。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:レース後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、レース3週くらい前に帰厩しました。

——11/22(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

宮:帰厩後は少し緩くて重いかなという印象だったので、1週前追い切りはウッドで強めにやりました。追い切り後に馬の息も上がっていましたし、このひと追いで状態がもう一段階上がってくると思います。翌日11/23(木)には栗東へ輸送しました。

——昨年未勝利戦から4連勝でオープン入り後、前走で初オープン勝ち。どういうところに成長を感じますか。

宮:元々脚元に難しさがあって気を遣いながら調整してきましたが、少しずつ固まってきたと思います。また前走で展開の助けがあったとはいえ、中団後ろから構えて差し切り勝ちを決めたり、気持ちを切らさず体調も良くフレッシュさを維持出来ていることが成長かなと感じます。

——AJCC以来となる2度目の重賞挑戦です。意気込みをお願いします。

宮:AJCCはトリッキーな中山2200という舞台で、重賞の流れのなかモマれて馬が止めてしまい、力を出し切れずに終わってしまいました。ただそこからまた経験を積んできていますし前走のような競馬も出来たので、今回も流れ次第でズドンと来られるのではないか、と期待しています。