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【新潟大賞典】前走は明確な敗因アリ!指揮官が語るレーベンスティールの手応え
2024/5/1(水)
香港大敗から巻き返しを狙うレーベンスティール
新潟大賞典
レーベンスティール
田中博康調教師
——初の海外遠征となった前走の香港ヴァーズは8着でした。仕上がり具合も含めてレースを振り返ってください。
田中博調教師(以下、田):出発まではすごく良い状態で行けましたが、香港に着いて数日乗ったところでスクミが出てしまって、調整が上手くいきませんでした。それでも出走の判断をしたのは自分なので…。馬には可哀想なことをしてしまいました。
——今回新潟大賞典を選択した意図は。
田:元々大阪杯も視野に入れていたように、このくらいの中距離に適性があると思っていますし、帰国後の体調の戻り具合を見ながら、時期的なものも含めてここがちょうと良いかと思って選びました。メトロポリタンステークスも視野に入れながら、本線は新潟大賞典で考えています。
——この中間の過ごし方を教えてください。
田:香港から帰国してノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。良い状態で走れなかったことで馬の状態が落ちてしまって、立て直しに時間がかかってしまいました。見ていて可哀想なくらいの状態でしたし、改めてあのような状態で使ってしまったことへの反省は今もあります。
牧場ですごく丁寧にケアしてもらって今はしっかり回復していますし、厩舎に戻ってきてからも問題なく調整出来ています。元々体が傷みやすい子ですが、今はその傷みも最小限で収まっていますし、体も充実して良い頃の状態に戻った印象です。
——4/25(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。
田:新潟2000は向正面がすごく長いコースで、そこを良いバランスで走ることで脚を溜められるかどうかがポイントになると考えているので、操縦性を確認してもらうためにジョッキーに乗ってもらいました。ハミの取り方が特徴的な馬でその辺りも確かめてもらいましたが、津村騎手は「反応もすごく良いし、乗りやすかった」と好感触を掴んでくれました。
——新潟2000のポイントについて触れていただきましたが、改めて舞台適性についての見通しは。
田:これまで東京で2回走っていて新馬戦はソールオリエンスに負けてしまいましたが、1勝クラスでダミアンが乗ったときの走り振りが際立っていたと感じるようなレースでした。今も体の左右のバランスが整っていないところがあって左回りの方がパフォーマンスが上がるのではないかと考えていますし、外回りコースは広くて競馬がしやすいので良いイメージを持っています。
——レースに向けて意気込みをお願いします。
田:前走で大敗してしまっているということで、今回は挽回しないといけない思いを強く持っています。香港遠征で結果を出せなかったローシャムパークの大阪杯のときも同じでしたが、帰国初戦のここは何とか結果を出したいです。応援よろしくお願いいたします。
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