【札幌2歳S】グランデッツァ・秋山騎手「大きいところを獲れる…」

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桜花賞馬・マルセリーナの弟で、前走の未勝利戦で8馬身差の圧勝。札幌2歳Sでも上位人気が予想されるグランデッツァ(牡2、栗東・平田厩舎)の最終追い切りに乗った秋山真一郎騎手に話を聞いた。

-:水曜日の追い切りに乗った感想を聞かせて下さい。

:追い切りといっても軽く流す程度です。たまたま他の厩舎の馬と併せる形になったので最後の1Fだけ速くなりました。札幌はダートコースの調教になりますからケガのないように慎重に乗りました。

-:新馬戦は出遅れて直線追い込んだものの2着でした。

:僕がグランデッツァに初めて乗ったのは新馬戦前日の土曜日の早朝でした。ダートコースで軽く乗っただけだったので、ここまで走る馬だとは思いませんでした。それが新馬戦の返し馬で芝コースにおろした途端ビックリしたんです。「芝とダートでここまで乗り味が変わる馬がいるんだ!」って。その時に「今日は勝ったな」と思いましたよ(笑)。
レースでは出遅れてしまいましたが「後ろからでも差し切れる」そういう感触があったんです。1コーナーで内の馬を交わして前に取りつこうとしたら、内にいた馬も引っ掛かってついてきてしまった。これが誤算でした。その後は、向こう正面で仕方なく馬を一旦内に入れて距離のロスをしないように乗りましたが、勝ったマカハは道中ジッとしていましたから、新馬戦の負けは仕方ないと思っています。


-:続く未勝利ではスタートも決まって持ったまま楽勝でした。

:新馬戦の後も厩舎の方で壊さないよう慎重に乗ってましたから、一度使った上積みというよりグランデッツァの持っているエンジンの大きさで勝ったレースですね。それくらい追い切りとしては軽いところしか乗っていない馬なんです。

-:そこまで素質を持った馬に出会える事は少ないでしょう?

:順調に行けばかなり大きいところを獲れる馬だと思っています。札幌2歳Sも当然チャンスだと思っています。

-:今後の課題があれば教えてください。

:これだけ走る馬に課題ですか?調教に関しては馬場の柔らかいウッドで乗った方が脚元には良いと思います。札幌(の調教場)はダートしかないので、脚元のために、朝一番のきれいな馬場を選んで乗っていました。栗東に戻ればウッドで乗れますから心配も減ると思っています。

-:期待しているファンも多いと思いますので頑張って下さい。

:まだまだ良くなりそうな馬ですよ。中1週も心配ないと思っていますので応援よろしくお願いします。