専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
実績のある福島で能力全開だ!
2018/6/29(金)
どうも!美浦の古川です。
関東地方は観測史上最速の梅雨明けとなり、競馬でも今週から福島開催となり夏本番。福島・新潟は10週となるロングラン開催、当コンテンツで夏競馬をお楽しみ下さい!
さて、土曜の「厳選馬」で取り上げるのは福島8R・3歳上500万下(牝)の⑧マルーンエンブレム(牝3、美浦・小島茂厩舎)。馬体重は400キロを下回る小柄な牝馬だが、切れ味があって素質は十分。2戦目となる前走は平坦小回りコースの福島で大外から強襲して初勝利を挙げ、陣営は「体重を気にせずに負荷を掛けた稽古で仕上げたのが良かった」と満足げだった。
その後はリフレッシュ放牧でリセットし、体もフックラとして帰厩。この中間も稽古量は豊富で、久々でも態勢は整っている様子。陣営は「福島は合っているし、開幕週の馬場も歓迎。ゲートに難があるけど、50キロの斤量なら古馬相手でも勝負になると思う」と色気タップリ。降級馬も何頭かいるが、素質的には勝負になるはずで、2度目となる藤田菜七子騎手で能力全開だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。